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【エンタがビタミン♪】<だいたひかるインタビュー>自身の命&お腹の中の命と向き合い「物より何より人間が一番すごい」 乳がんになって始めた片づけ生活

TechinsightJapan / 2021年12月18日 15時0分

―逆に片づけで残したものはありますか?
だいた:私は捨てたかったんですけど、夫が捨てるなと言ったネタ帳は残っていますね。一応自分の歴史でもあるから残しておくかと。ネタを記したノートがすごいいっぱいあるんです。使い切ってないものもあるし、数も多いんですけど。

■ステイホームも片づけに影響
―片づけと言えば、コロナ禍で片づけをした人が多いと聞きます。だいたさんにもその影響はありましたか?
だいた:ありましたね。外に出るとつい物を買っちゃうタイプなのですが、コロナ禍で家から出られなくなったこともあり、物欲を抑えられて買い物が減りました。それで家の中でやることは片づけだったので、かなり捨てましたね。コロナ禍になっていいことは少ないけど、自分においては物が減ったのは良かったですね。



■乳がん闘病、再発、妊娠…この5年間は?
―ところでだいたさんにとってこの5年間には乳がんの発覚や再発、そして妊娠といろいろありましたね。振り返っていかがでしたか?
だいた:今までで一番「生きている」という感じがしていました。命っていつまでもあるような、普通にみんなと一緒に80歳とか90歳ぐらいまで生きるんだろうなと勝手に思っていたんですけど、思ったより早めに病気になったことで命というものと初めて向き合って、「生きている」「生まれる」ってすごいことなんだなと初めて気づきました。

そう思って暮らし出したら、「ご飯が美味しい」とか「天気と元気があれば充分だな」という初めて謙虚な気持ちが生まれてきて、人間らしくなりましたよね。肉体の面でも、傷口がどんどん良くなっていくし、初めて人間のすごさを知りました。これまでいろんな物を好きでいっぱい買ってきたけど、物より何より人間が一番すごいんだなと思いました。

今まで見ていた景色も充実度が違うというか、集中力が変わるんですね。たとえば旅行に行って景色を見ても、「もう二度と見られないかもしれない」という気持ちが出てくるので、集中力も変わってきますよね。だらだら生きていたのが少しいいメガネをかけたみたいな感じになって。クリアに見えるようになってきましたね。

■「死んでもいいからやってみたい」不妊治療への思い
―本書には『「死んでもいいからやってみたい」不妊治療へのチャレンジ』という項目がありますが、「死んでもいい」という表現が衝撃的でした。がん治療をお休みして不妊治療を再開させたわけですが、ご主人はだいたさんの体を思って反対しませんでしたか?
だいた:やっぱり夫も最初は「生きていればいいから。子供は無理しなくてもいいんじゃないか」という感じでしたよ。再発とか転移する可能性が出てくるので、できればやめて欲しいと。だけど、せっかく生きているなら夢を持って生きていたいじゃないですか。実は、がんが発覚して不妊治療を中断したときに、受精卵を1つだけ凍結していたんです。私はどうしても後悔したくないから、「その卵を子宮に戻せば気が済むから」と夫に伝えてみたら、彼も「だったらやってみよう」と応援してくれました。

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