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【海外発!Breaking News】幸せの象徴“被膜児”が誕生 8万人に1人のレアケースに助産師も「初めて見た」(英)<動画あり>

TechinsightJapan / 2021年12月22日 14時33分

【海外発!Breaking News】幸せの象徴“被膜児”が誕生 8万人に1人のレアケースに助産師も「初めて見た」(英)<動画あり>

羊水で満たされた卵膜内で成長する胎児は、出産時にはその膜が破れて生まれてくる。しかしこのほどイギリスで、卵膜に包まれたまま赤ちゃんが誕生して大きな注目を集めた。幸せの象徴として知られる“被膜児”の誕生を『Liverpool Echo』などが伝えている。

今月16日、英マージーサイド州サウスポート在住のジェニファー・ピートリーさん(Jennifer Petrie)とテオ・マーティンズさん(Theo Martins、32)の間に、待望の第1子リオ・ペトリ・マーティンズ君(Rio Petrie Martins)が誕生した。

赤ちゃんの誕生は誰にとっても奇跡のような出来事だが、ジェニファーさんとテオさんはリオ君が特別な生まれ方をしたため仰天したという。

子宮内で卵膜に包まれて成長した胎児は通常、狭い産道を通る時に卵膜が破れて誕生する。リオ君は出産時に卵膜が破れることなく、膜に包まれたまま誕生する“被膜児”として生まれてきたのだ。日本では幸帽児(こうぼうじ)とも呼ばれ、文字通り“幸”せの“帽”子を被って生まれた胎“児”として幸運の象徴と考えられている。

英語圏では“マーメイド・バース(人魚の出産)”とも呼ばれる被膜児の誕生は、日本と同様に縁起の良いものとして認識されている。アメリカ国立生物工学情報センター(National Center for Biotechnology Information)に掲載された論文によると、8万人に1人のレアケースであるという。

ジェニファーさんは陣痛始まった当時、テオさんの運転で「オームスカーク病院(Ormskirk Hospital)」へ向かい、予定していた水中出産を行うために専用のプールへ入った。

「破水はありませんでしたね。陣痛が始まっても破水がないというのは非常に珍しいことだと思います。赤ちゃんが生まれた時は、まるで水風船に包まれているようでした。」

「水中出産だったので卵膜の袋がそのまま水中に出てきて、繭のようにも見えましたよ。抱き上げられた時に膜が破れ、そこでリオが生まれたのです。」

とても珍しい事例に日々赤ちゃんを取り上げている助産師も「初めて見た」と目を丸くしていたそうで、ジェニファーさんは「その場にいた助産師さんたちは、『これはすごいことだ』と言って驚いていましたね。あまりに珍しいことなので、多くの人は実際に見たことがないんですよ」と話す。

被膜児が幸運の象徴と言われる所以かジェニファーさんは合併症もなく、痛み止めも必要がないほど安産だったそうだ。

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