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【エンタがビタミン♪】叶姉妹“文学”を語る 『ハムレット』の名言をバッサリ、太宰治に親近感も「わたくしはああいう風にならない」

TechinsightJapan / 2021年12月24日 18時30分

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叶姉妹は発売中の月刊美容誌『VOCE(ヴォーチェ)2022年2月号』で自分を慈しむ「セルフラブ」について語っている。ユニークな世界観を持つ叶姉妹がパーソナリティを務める音声トーク番組でイングランドの劇作家・シェイクスピアや小説家・太宰治について話したところ、叶恭子と叶美香それぞれの立ち位置が見え隠れして興味深いものとなった。さらには結婚観を語るなか、“壮大”に対して“堅実”という主張がぶつかり合った。

Spotifyオリジナル・ポッドキャスト番組『叶姉妹のファビュラスワールド』には、叶姉妹がナレーターの問いかけに答える「お聞きします!」というコーナーがあり、熱心なリスナーを公言する女優のともさかりえもウィットに富む回答を聞いて癒やされているそうだ。12月21日に配信された「#19 クリスマス『お聞きします!』スペシャル回ですよ。」で「シェイクスピアの作品を一つ」という質問に、叶美香は『ロミオとジュリエット』を挙げた。これまでミュージカルやバレエ、映画、ドラマ、アニメなどになった名作である。

叶恭子はシェイクスピアの四大悲劇とされる『ハムレット』に触れながら「生きるべきか、死ぬべきか? それは自分で考えて」と冷たくあしらった。ハムレットが毒殺された父親の復讐を果たすべきか悩み自問する「To be, or not to be, that is the question.」(生きるべきか、死ぬべきか。それが問題だ。)は名言として知られ、他に「このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ。」などの解釈がある。いずれにしろ“恭子お姉様”にかかっては「それは自分で考えて」と一蹴されてしまうことだろう。叶美香が「おそらく皆さんが思われる『ハムレット』のものの見方は、たぶんお姉様とは違うと思う」とフォローすれば、恭子は「うん、そうなのよ~」と自覚していた。

ちなみに舞台『ハムレット』を演出してきた蜷川幸雄さん(2016年5月逝去、享年80)はよく「小栗はハムレットをやるべき俳優だ」と話していた。小栗旬主演による映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』(2019年公開)はフィクションを交えながら太宰の女性遍歴を描いたものだ。文豪・太宰治は『ハムレット』をパロディーにした小説『新ハムレット』(1941年)を書いているだけに縁を感じる。

「お聞きします!」でナレーターが「太宰治のイメージをどうぞ」と振ったところ、「すごく親近感がある」と恭子。美香も「そうですよね」と共感しており、太宰の女性への接し方が“恭子お姉様”の雰囲気に近いそうだ。しかし恭子が「でももうちょっと誠実だと思うけど」と異を唱えるので「お姉様より相当ましだと思います」と本音がポロリ。太宰は気にかけている女性の様子をちゃんと見に行くようなところがあって、そこが恭子と違うらしい。当の恭子も太宰のことを「天才だけどちゃんとしているところはちゃんとしてるもんね」と評しており、美香の指摘に納得したようであった。さらに美香が太宰について「本能のまま自由に生きたけれど、人間の部分が出たから最後はああなった」と入水心中をほのめかしたところ、恭子が「たぶん、わたくしはああいう風にならないと思う」と返したので「そう思います」とうなずいていた。

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