【海外発!Breaking News】就寝中の飼い主を叩き起こした愛犬、一酸化炭素が充満した部屋から一家を救い出す(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年12月25日 18時55分
今月13日夜、一家全員が就寝中だった民家でガス漏れが発生し一酸化炭素が充満した。一酸化炭素は場合によっては死に至ることもあり、非常に危険な状態だった。しかし普段温厚な愛犬が寝ていた飼い主を激しく叩き起こしたことで早い段階で気付き、一家全員が無事に避難することができたという。『FOX4KC WDAF-TV』などが伝えている。
ガス漏れが発生した今月13日夜、米アイオワ州ポーク郡アンケニー在住のブラッド・ハーバートさん(Brad Harbert)一家はすでに就寝中だった。家が静けさに包まれていたなか、ハスキーとクーンハウンドのミックス犬である“ロキシー(Roxy)”がブラッドさんのベッドにやって来た。
「ロキシーは私のベッドにジャンプして飛び乗ったり飛び降りたりしていました。普段はとても大人しいので、ロキシーに何かがあったと思いました。」
大人しいはずのロキシーが夜に動き回り、別の部屋で眠っていたブラッドさんの息子ジャクソン君(Jackson)の部屋の前で閉まっていたドアを引っかいていたという。様子のおかしい愛犬の姿を見て目が覚めたブラッドさんは、何かの警報が鳴っていることに気付いた。
ブラッドさんは飛び起きて周囲を見渡したが煙らしいものは見えず、煙探知機の警報ではなかった。そこで近くのコンセントに設置していた一酸化炭素検知器を確認するとそこから音が鳴っており、部屋に一酸化炭素が充満していることが分かったのだ。
事態の深刻さに、ブラッドさんは急いで眠っていた家族を全員起こしに駆け回った。家には当時、ブラッドさんの父親と息子がそれぞれの部屋で眠っており、全員を起こしてから家の外に避難した。
通報を受けた地元の消防隊「Ankeny Fire Department」が現場に駆けつけて調査を行うと、電気式及びガス式の暖炉から一酸化炭素が漏れていたことが判明した。
部屋に一酸化炭素が充満してしまうと頭痛や疲労感、息切れ、吐き気、めまいなど様々な症状を引き起こす。長時間その場にいたり、一酸化炭素の濃度が高い場合には死に至る危険もある。
健康被害を起こすことなく避難できたブラッドさんは「私を起こした時にロキシーは体が震えていて、私たちが外に逃げられるのかどうか心配してくれていたのでしょう。ロキシーを飼っていて本当に良かったです」と愛犬の活躍に感謝していた。
なおガス漏れなど目に見えない異常は動物たちの方が敏感なようで、過去にはガス漏れに警報機よりも早く気付いた愛猫のおかげでガス爆発を免れたケースが話題になっていた。
画像は『FOX4KC WDAF-TV 2021年12月20日付「Dog saves Iowa family from carbon monoxide poisoning」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)
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