【海外発!Breaking News】保安検査場で赤ちゃんが窒息 ベルトコンベアを飛び越えたスタッフがハイムリック法で救う(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年12月26日 14時42分
空港の保安検査場にて、生後2か月の息子が窒息を起こし母親はパニックに陥った。だが現場に居合わせたスタッフが事態の深刻さを察知し、ハイムリック法で無事に乳児を救ったという。ベルトコンベアを乗り越えて乳児のもとへ駆けつけたスタッフには、「本物のヒーローだ」と称賛の声が相次いでいることを『Fox News』などが伝えた。
米ニュージャージー州ニューアークにあるニューアーク・リバティー国際空港の保安検査場で、乳児が喉に物を詰まらせて窒息してしまう事故が発生した。セキュリティゲートを通るために生後2か月の息子を抱き上げた時、母親は息子が息をしていないことに気付きパニックになってしまった。
突然の出来事に周囲にいた乗客やスタッフたちも騒然とするなか、現場にいた米国運輸保安局「Transportation Security Administration(以下、TSA)」のスタッフであるセシリア・モラレスさん(Cecilia Morales、34)が行動を起こした。
当時の様子は監視カメラが捉えているが、手前と奥に荷物を検査するためのベルトコンベアが並んでおり、その間に立つ1人の母親が乳児を抱えて周囲の人が寄り添う姿が見える。この時点で乳児はすでに息をしていなかったようで、周囲の人が背中を叩いたりさすったりするように促す様子が確認できる。
しかしパニック状態の母親は上手くできなかったようで、見かねたセシリアさんが手前側のベルトコンベアを乗り越えて乳児のもとへ駆けつけた。セシリアさんは「最初はベルトコンベア越しに赤ちゃんの向きを変えることや背中を撫でるよう母親に叫んでいたのですが、母親の様子を見てベルトコンベアを飛び越えようと決めたんです」と当時を振り返る。
セシリアさんは今年10月にこの仕事に就いたが、過去にニュージャージー州北部で救急救命士として10年間働いていた経験があり、すぐに異物除去の応急処置であるハイムリック法を行うことができた。
セシリアさんによると、1回目のハイムリック法では反応がなく、体の向きを変えて再度行うと赤ちゃんは無事に息を吹き返したそうだ。
「赤ちゃんが泣き出し、気道が確保されて肺が機能していると分かった時は最高の気分でしたね。本当に嬉しかったです。」
乳児の母親は涙を流して感謝しつつも、我が子が命を落としかけた出来事にショックを隠し切れなかったもよう。しばらく息子を抱くこともできなかったので、代わりにセシリアさんが赤ちゃんを抱いてセキュリティゲートを通過したという。
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