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【海外発!Breaking News】突風でビーチパラソルの支柱が太ももを貫通 奇跡的に出血もなく事故当日に退院(アルゼンチン)

TechinsightJapan / 2022年1月2日 15時18分

【海外発!Breaking News】突風でビーチパラソルの支柱が太ももを貫通 奇跡的に出血もなく事故当日に退院(アルゼンチン)

南半球に位置するアルゼンチンでは夏を迎え、多くの人がビーチを訪れている。そんななか突如、強風が吹き荒れて、飛んできたパラソルがビーチで横になっていた男性の太ももに突き刺さる痛ましい事故が発生した。「言葉にならないほどの痛みだった」と話す男性だが、奇跡的に血管や神経を避けて刺さっており、その日のうちに退院したという。『New York Post』などが伝えている。

昨年の12月24日午後、イグナシオ・マスカレーナスさん(Ignacio Mascarenhas、31)は恋人のマリエンさん(Mailén)と交際1年の記念にアルゼンチン東部ブエノスアイレス州の港湾都市マル・デル・プラタにあるビーチを訪れていた。

浜辺に寝そべり、2人でゆったりとした時間を過ごすつもりだったのだが、変わりやすいというマル・デル・プラタの天候が突如イグナシオさんに牙を剥いた。ビーチに突風が吹き荒れたかと思うと、どこからか飛んできたパラソルがイグナシオさんの太ももに突き刺さってしまったのだ。

イグナシオさんは「まるで槍で刺されたようだったね。耐えがたい痛みだったよ」とクリスマスイブの悲劇を振り返る。

すぐに周囲にいた人々が救急車を要請し、通りかかったサーファーがパラソルの傘部分を取り外すのを手伝ってくれたという。その後、救急車と消防隊が到着したが、太ももに刺さっていたパラソルの支柱部分が長すぎたためにイグナシオさんを救急車に乗せることができなかった。

そこで消防隊はこの支柱を切断するためにチェーンソーが必要と判断したが、現場に持ってくるまでにさらに30分もかかってしまったという。ようやくチェーンソーが届き切断作業を行う直前、消防隊員は「チェーンソーの振動により、あなたの魂に響くほど痛むでしょう」とイグナシオさんに伝えたそうだ。

火花を四散させながらの切断作業について、イグナシオさんは「言葉にならないほどの痛みでした。(痛み止めとして)モルヒネを処方されましたが、それも効いていなかったです。急に寒気を感じ、心拍が上昇したのも感じました」と語っている。



なんとか切断作業を終えたイグナシオさんは、近くの総合病院「Hospital Interzonal General de Agudos」に搬送された。手術によりパラソルの支柱を取り除いた医師によると、支柱は太ももを貫通していたものの腱や神経、動脈や静脈にダメージを与えておらず、出血もほとんどなかったという。

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