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【海外発!Breaking News】山火事が迫るなかアマゾン配達員の女性に救われた一家「彼女がいなければ命はなかった」(米)

TechinsightJapan / 2022年1月4日 21時0分

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アメリカ西部のコロラド州で猛威を振るったた山火事は、1000棟もの住宅を焼き尽くすなど大きな被害を出している。そんななか強風に煽られた炎を目の前にして立ち往生していた家族が、運良く訪れたアマゾン配達員の女性によって家族全員が救われたという。『FOX31 KDVR』『UNILAD』などが伝えている。

米コロラド州ボルダー郡デンバー近郊で現地時間の先月30日に発生した山林火災は、その規模の大きさからコロラド州で史上最悪と言われている。その火災に遭うも、運良くアマゾンの配達員によって命を救われた家族がいた。

当時、自宅にいたテイラー・スタンレーさん(Taylor Stanley)と妻のメアリーさん(Mary)は午前11時12分頃に目を覚ましたという。その時すでに鼻を突くような煙の匂いがしたため夫婦は外に出て見たところ、炎が自宅に迫っていることに気づいたそうだ。

メアリーさんは生後4か月の息子のために必要なものを荷造りして家の外へと運び、テイラーさんは車のエンジンを始動させようとした。ところが車はバッテリーの寿命が尽きていたことから走行が不可能な状態だった。テイラーさんはすぐに隣の家に助けを求めにドアをノックしたが、すでに隣人は避難して家には誰もいなかったという。

このままでは家族3人とも火の海に飲み込まれてしまうのは時間の問題で、一家は歩いて逃げるしかなかった。ところがその5分後、アマゾンの配達員であるルー・アンさん(Lou Ann)がテイラーさんの注文した自転車のタイヤの空気入れを配達するために現れたのだ。

ルーさんは近くのショッピングセンターがすでに炎に包まれているのを見て、テイラーさん家族が心配になったようで「助けが必要ですか?」と声をかけたという。ルーさんの申し出により夫婦はすぐに必要な荷物をアマゾンの配達用バンに積み、近くの避難所まで送り届けてもらったそうだ。

炎が迫り来る自宅から荷物を持って避難所まで歩いて向かおうとしていた家族にとって、ルーさんは命の恩人と言っても過言ではなかった。メアリーさんはルーさんについてこのように感謝を述べている。

「ルーさんがいなかったら私たちは命がなかったかもしれません。彼女は私たちの救いの神でした。まさに私たちが助けを必要としていた時に天使が現れたのです。あの時はあまりにも強風で炎が迫っていたため、一刻の猶予もなく夫もバンの中に荷物を積むのに苦労していました。」

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