【海外発！Breaking News】「こんなことはしたくなかった」悲痛なメモとともに氷点下の路上に捨てられた新生児（米）＜動画あり＞

誕生して間もない我が子をいとも簡単に遺棄してしまう非道な親は世界中で後を絶たないが、このほどアメリカで段ボール箱の中に入った状態で捨てられている新生児が発見された。新生児と共に残されていたメモには我が子を遺棄せざるを得なかった親の苦悩が綴られていた。『New York Post』『KTVF』などが伝えている。

米アラスカ州フェアバンクスにある交差点で現地時間の先月31日午後2時頃、段ボール箱に入った新生児が見つかった。この日、フェアバンクスの最低気温はマイナス27度を記録する厳しい寒さだったにもかかわらず、新生児の命に別状はなかったという。

新生児を発見した地元に住むロキシー・レーンさん（Roxy Lane）は、段ボール箱の中に新生児とともにメモが残されていることに気づいた。そこにはこのように書かれていた。

「どうか助けてください！　私（新生児）は今日、2021年12月31日の午前6時に12週ほど早く未熟児として誕生しました。私のママは妊娠28週で私を産んだのです。両親や祖父母も私を育てるための食べ物やお金もありません。彼らは私に対してこんなことはしたくなかったんです。」

「私のママはこんなことをするのはとても悲しく思っています。ママとパパは私を見つけてくれた人にどうか私を連れてって新しい愛すべき家族を探して欲しいと切に願っています。私の名前はテイショーン（Teshawn）です。」

ロキシーさんはこのメモに胸が締め付けられる思いがしたようで、Facebookに新生児の動画を投稿してこのように綴っている。

「明らかに私たちの地域の誰かが喪失感と絶望感を抱いています。この子の両親はおそらく人生で最も難しい決断をしたようです。何枚かの毛布とこの子の名前だけを残し、道端に無垢な命を残して去っていったのです。今日私は赤ちゃんを救ったのですが、これからもテイショーンを忘れることはないでしょう。」

新生児は発見された後、救急医療サービス（Emergency Medical Services）によって地元の病院に搬送され、健康に問題がないことが分かっている。またアラスカ州警察では、新生児のプライバシーを考慮し公式ウェブサイトに最低限の情報を掲載したうえで情報提供を呼びかけている。



画像は『New York Post　2022年1月2日付「Baby found abandoned in Alaska with heartbreaking note from mother」（Facebook）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　MasumiMaher）