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【海外発!Breaking News】執拗なハイエナ、パイソンに襲われた赤ちゃんインパラを横取り(ボツワナ)<動画あり>

TechinsightJapan / 2022年1月6日 6時0分

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アフリカ南部ボツワナの北に位置する湿地帯「オカバンゴ・デルタ」は、貴重な水場を求めて多様な野生動物が集まってくることで知られ、世界遺産にも登録されている。そんな世界最大級のデルタ内にある私営の野生動物保護区「モンボ・キャンプ(Mombo Camp)」内で早朝、パイソンに襲われた赤ちゃんインパラをハイエナが横取りするという非常に珍しい映像が捉えられ注目されている。『Latest Sightings』が伝えた。

動画を撮影したのは、車で野生動物の観察をする「ゲーム・ドライブ」に参加したマイク・サザランドさん(Mike Sutherland、34)で、ちょうどイボイノシシ、インパラ、ヌーなどが出産を迎え、一帯は活気に溢れていたという。

マイクさんは「保護区内をドライブしていくと、生後数日や生後数時間というインパラの赤ちゃんに出くわした。乾燥した低地にはインパラの群れがいてね。1頭のハイエナが遠くから様子をうかがっていたよ」と当時の様子を振り返り、このように続けた。

「突然インパラの赤ちゃんの鳴き声が聞こえてね。赤ちゃんは大木(ブッシュ・ウィロー)の中にカモフラージュして隠れていたパイソンに襲われたんだ。助けを求めるような声に気付いて私たちが振り向くと、ハイエナも同じようにその方向に目をやった。パイソンはその時、インパラの赤ちゃんの脚に噛みついて体を強く締め上げていたよ。」

なおハイエナはその後、パイソンから逃げようともがいているインパラの赤ちゃんの顔に噛みついている。ところが赤ちゃんを奪うことができずに口を放し、隙あらば襲おうと2匹の様子を見守り始めた。



そしてしばらくすると、ハイエナは業を煮やしたのか、今度はパイソンが巻き付いたままのインパラの赤ちゃんの腹部に噛みついた。赤ちゃんはまだ生きており、足をバタバタと動かしている。

マイクさんによると、パイソンは巻き付いたまま離れず、ハイエナはそのまま10~15メートルほど移動したものの、インパラの赤ちゃんから口を放してしまったという。

ただハイエナは執拗に嫌がらせを繰り返していたそうで、パイソンは最後にシューと音を立てると動かなくなったインパラを残して去っていった。



マイクさんは「母インパラが悲痛な表情で見つめる中、ハイエナは赤ちゃんを数分で貪り食ってしまった。私たちみんなが心を取り乱され、ショック状態だったよ」と明かし、「机上では学べない自然の残酷さというものを痛感したね」としみじみと語った。



ちなみにマイクさんは、南アフリカのケープタウンに拠点を置くサファリ専門会社「Escape Safari Co.」の創業者で、「私たちがいようがいまいが、あのイベントは起きたこと。見ているのは苦痛かもしれないが、人が自然に干渉しないことは大切なことさ」と語り、「あれは私のアフリカでの12年のガイド歴の中でも初めて見る、非常に珍しい光景だった」と明かした。



画像は『Latest Sightings 2022年1月4日公開 YouTube「IMPALA BABY TRIES ESCAPING PYTHON & HYENA」』のサムネイル、『Latest Sightings 2022年1月4日付「Impala Baby Tries Escaping Python & Hyena」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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