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【海外発!Breaking News】1950年代から追い続けていた学位取得の夢 88歳おじいちゃんが孫と同時に卒業を果たす(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2022年1月8日 22時50分

【海外発!Breaking News】1950年代から追い続けていた学位取得の夢 88歳おじいちゃんが孫と同時に卒業を果たす(米)<動画あり>

1950年代から大学に通い始めた男性は、家族や銀行員としてのキャリアを再優先したため何度も休学していた。しかし80歳を過ぎても大学卒業の夢を諦めることはなく、2016年に再び孫と同じ大学で勉学に励んだ。そして先月、ついに孫と一緒に卒業式に出席して学位を取得したという。夢を追い続けてきた男性の話題を『ABC News』などが伝えている。

先月17日、米テキサス大学サンアントニオ校の卒業式にメラニエ・サラザールさん(Melanie Salazar、23)が出席した。卒業式でメラニエさんの記念写真には、お揃いの帽子とガウンを着た祖父のルネ・ネイラさん(Rene Neira、88)が写っている。実はルネさんも卒業生の1人として参加しており、孫と一緒に大学卒業を果たしたのだ。

米テキサス州サンアントニオ在住のルネさんは、1950年代に学生生活をスタートさせた。しかし順調に勉強を進めていく中で生涯の伴侶と出会い、そこから家族を作って生活していくためにルネさんは休学を決めた。

銀行員としてのキャリアを重ねつつ、子どもを養い家族中心の生活が続いた。なかなか大学に戻る時間的余裕はなかったが、ルネさんは常に経済への強い関心を持っていた。

メラニエさんは「祖父はサンアントニオ南部の都市計画や経済発展に関してとても熱心で、1960年代には市民活動を通じて声を上げ、集会やデモ行進などにも参加して地方行政に携わるようになりました。祖父はその頃から、経済学の学位取得を人生の目標の1つとしていました」と明かした。

経済に関する情熱を持ち続けていたルネさんは度々休学を挟みながらも、1980年代、1990年代、2000年代に復学して少しずつ単位を取得していった。そして2016年、メラニエさんが高校を卒業し「パロ・アルト大学(Palo Alto College)」に進学を決めた時、当時82歳だったルネさんも同校で学ぶことにしたという。その後2人は同時に准学士号を取得して同校を卒業すると、一緒にテキサス大学サンアントニオ校へ進学した。

ルネさんが経済学を、メラニエさんはコミュニケーション学を専攻したため同じ講義を受けることはなかったという。それでもメラニエさんは「祖父が同じキャンパスにいるというのは本当に面白い経験だったけど、すぐに慣れました。カフェテリアで一緒にランチを食べたり、図書館で並んで勉強もしました。ウェブサイトの使い方を教えたりもして、よく祖父と一緒にキャンパスを行き来していました」と祖父と過ごした学生生活を振り返った。

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