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【海外発!Breaking News】バンクシー作品を壁ごと撤去し、私的に売却したビル所有者に地元民は激怒「自分勝手すぎる!」(英)<動画あり>

TechinsightJapan / 2022年1月21日 5時0分

【海外発!Breaking News】バンクシー作品を壁ごと撤去し、私的に売却したビル所有者に地元民は激怒「自分勝手すぎる!」(英)<動画あり>

昨年8月、英サフォーク州ローストフトにある古い電気店の壁に覆面アーティスト「バンクシー」の新作「Crowbar Girl」が登場した。地元民は歓喜に沸いたが同年11月、ビルの所有者はこの壁画を売却するために壁ごと撤去してしまった。そして今年1月中旬に同作品が個人バイヤーへと非公開価格で売却されたことが発覚し、地元民は怒りを露わにしている。『The Mirror』『Metro』などが伝えた。

イギリスを拠点に活動する覆面アーティストのバンクシー。彼の作品は独特なステンシル技法が特徴的で、ストリート作品は世界中の壁や橋などに突如現れては人々を驚かせている。

砂の城の横にバールを持つ子供が描かれたグラフィティアートが昨年8月上旬にサフォーク州ローストフトの電気店の壁で発見されると、作風から「バンクシーの作品ではないか?」とたちまち人々の話題になった。

バンクシーは8月14日、キャンプカーでサフォーク州とノルフォーク州の各所を巡り、新作「A Great British Spraycation」のシリーズ9作品を作り上げていく様子を公式インスタグラムに公開していた。

この投稿により「Crowbar Girl」が彼の新作の一つであることが判明すると、30万ポンド(約4700万円)で売りに出されていた壁画を含む建物は、すぐさま50万ポンド(約7800万円)に値上げされたという。

この壁画はイースト・サフォーク評議会(East Suffolk Council)によって透明なアクリル板で保護され、新たな街の観光名所になることが期待された。しかし11月14日、ビルを所有するゲイリー・シュワルツさん(Gary Schwartz)と妻のナディーンさん(Nadine)は壁画を壁ごとくりぬくと、競売のために撤去してしまったのだ。

この夫妻の行動に、地元民からは「自己中すぎる」「強欲なやつらだ」などの非難の声が続出し、副町長のナシマ・ベグムさん(Nasima Begum)も以下のように苦言を呈した。

「彼らに与えられたものではないのに、そこから利益を得ようとしている。恥ずべきことです。」
「バンクシーは、誰かがそれで利益を得ることを期待して、壁画をそこに残したのではないと確信しています。」
「本当に残念です。バンクシーのアートは話題を呼び、多くの観光客を惹きつけていました。」

当初、壁ごとくりぬかれた「Crowbar Girl」は米カリフォルニア州のオークションハウス「ジュリアンズ・オークション(Julien’s Auctions)」に渡ったものと噂されていた。ところが今年1月に入って、同オークションの最高責任者ダレン・ジュリアンさん(Darren Julien)が同作品は非公開価格で個人バイヤーへと売却されたことを認めたのだ。

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