【海外発!Breaking News】止めなければ死ぬまで食べ続ける「プラダー・ウィリ症候群」の23歳女性(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2022年1月20日 23時30分
いくら食べても満足できず常に空腹状態で、考えることは食べ物のことばかり…。約10000人~15000人に1人の割合で発症すると言われる難病「プラダー・ウィリ症候群」を患う23歳の女性の両親が、『Truly』などのインタビューに応じた。
米コネチカット州に住むカミール・グランディさん(Camille Grundy、23)は、先天性の難病「プラダー・ウィリ症候群、以下PWS」を患っている。
PWSは新生児期から筋緊張低下や哺乳障害が現れ、幼児期になると過食や肥満、発達遅延、低身長、性腺機能不全などの症状がみられる。また加齢とともにかんしゃくを起こしたり、性格や行動に異常が現れ、基礎代謝や運動能力が低いことから糖尿病、睡眠時無呼吸、高血圧、動脈硬化等の症状を引き起こす。
カミールさんの場合、誕生直後から力が弱く、母乳を上手く飲むことができず、生後3か月の時に遺伝子診断でPWSと判明した。
父ラリーさん(Larry)によると、カミールさんはいつもお腹を空かせており、5歳になるとゴミをあさるようになったという。
ラリーさんは「娘はいつも空腹ですが、一日の摂取は1000~1200キロカロリーに制限されています。きっと食べ物を置いたまま娘を1人にしたら、死ぬまで食べ続けるでしょうね。だから私たち家族がコントロールする必要があるのです」と語り、キッチン入り口には警報アラームをつけて施錠し、キャビネットには南京錠を取りつけてあることを明かした。
「娘の症状は、親指をハンマーで思い切り叩いた後で、自分に『痛みを感じるな』と言い聞かせているのと同じだと思うのです。あの子はいつも空腹で、それを感じるなというほうが無理なのです」と語るラリーさん。カミールさんの食べ物に対する執着はかなりのもので、母キムさん(Kim)、兄コーディさん(Cody)、弟キャヴァンさん(Cavan)ら家族は“ステルス(他人に気付かれないようにこっそり行う)忍者”と呼んでいるという。
そんなカミールさんに「いつも何を考えているの?」と質問すると、間髪を入れず「食べ物」と返答するそうで、キムさんは「キッチンにカミールを連れて行くと、あの子は私たちの顔は見ないのです。興味があるのはどこに食べ物があるかということだけ」と語っており、ラリーさんは「カミールの手の届く範囲に食べ物があれば、私が背を向けた一瞬の間にポケットに入れるか、部屋に持っていってしまいます」と続け、こんなエピソードを明かした。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
葉加瀬太郎さん「ラムゼイハント症候群」に罹患、ジャスティン・ビーバーさんも過去に発症
産経ニュース / 2024年9月6日 18時5分
-
葉加瀬太郎 顔面神経まひ「ラムゼイハント症候群」発症告白「顔面左半分は全く動かなく…」ツアーは決行へ
スポニチアネックス / 2024年9月6日 16時58分
-
優秀なのになぜか見下されてしまう…高学歴・ハイキャリアに多い"謙遜さん"のしんどさ
プレジデントオンライン / 2024年8月28日 16時15分
-
周囲から認められても「どうせ私なんて」という人は要注意…産業医「謙遜グセを放置すると生じる深刻な症状」
プレジデントオンライン / 2024年8月27日 16時15分
-
「夜、トイレのため目が覚める」が超キケンな実態 夜間頻尿が大病のシグナルになっているかも
東洋経済オンライン / 2024年8月26日 10時0分
ランキング
-
1「トランプは弱すぎた」「勝者はハリス」...それでもテレビ討論会は意味がなかった?
ニューズウィーク日本版 / 2024年9月12日 17時4分
-
2「ポケモンGOはスパイ道具」 邦人拘束のベラルーシ、国防省高官がテレビで一方的に主張
産経ニュース / 2024年9月12日 20時19分
-
3トランプ氏ら拡散の虚偽主張「ペット食べる移民」、ハイチ政府が非難
AFPBB News / 2024年9月12日 11時34分
-
4ドイツ、トランプ氏をやゆ「われわれは猫も犬も食べない」
AFPBB News / 2024年9月12日 12時56分
-
5中国とブラジルの独自提案を非難 ゼレンスキー大統領「破滅的だ」
共同通信 / 2024年9月12日 20時39分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください