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【海外発!Breaking News】身長152センチのバス運転手、車両のデザイン変更で解雇されるも不服を申し立てて復職(英)

TechinsightJapan / 2022年1月21日 23時30分

【海外発!Breaking News】身長152センチのバス運転手、車両のデザイン変更で解雇されるも不服を申し立てて復職(英)

34年間バスの運転手として勤務していた女性が、ある理由により失職した。バス車両のデザイン変更によりミラーの位置が変わったため、身長約152センチの女性が運転すると死角ができるようになったという。別のバスの運転手になるよう提案されるも同意せずに解雇された女性は、これまでと同じ条件で復職できるよう会社を訴えた。『BBC』『Manchester Evening News』などが伝えている。

英グレーター・マンチェスターのロッチデールに住むトレーシー・ショールズさん(Tracey Schole、57)は34年間、バスの運転手として働いてきた。

しかし昨年、勤務先のバス会社「Go North West」がサイドミラーなど一部の車両デザインを変更したことにより身長5フィート(約152センチ)の彼女が運転すると死角ができるようになってしまった。

そのため安全に業務を遂行できないと判断されたトレーシーさんは、9月に同社のスクールバス運転手になることを提案されたが、労働時間の短縮に伴い収入も減ってしまうためそれを拒否した。そして11月に解雇されてしまったが、トレーシーさんはこれまでと同じ条件で復職できるよう会社に要求したという。

トレーシーさんはこれまでの経緯について、メディアのインタビューでこのように明かしている。

「私はこれまでの34年間、どんな車両でも問題なく運転してきました。昨年、一部のバスのデザイン変更によりミラーの位置が変わって、シートを後ろに下げないとミラーが見えなくなってしまいました。背の低い私はそれだとペダルに足が届きませんから安全に運転することができなくなったんです。自転車や子供が近づいてきても見えませんから。」

「私は男性ばかりのこの業界で、女性ドライバーとして長年働いてきました。私はみんなと同じように仕事がしたいだけで、苦情を言っているわけではありません。私が望むことはただひとつ、仕事を取り戻すことだけです。」

トレーシーさんの復職を求める嘆願書には25000人以上が署名し、今月11日にチーサム・ヒルにあるクイーンズ・ロード停留所(Queens Road bus depot)で行われたアピール行動には多くの人々が集まり、トレーシーさんを支持した。

そして先日、ついにGo North Westからトレーシーさんを前職と同じ条件で受け入れることが発表された。新しい雇用契約では、始業時間を早めることで彼女が運転席から安全にミラーを確認できるバスに乗務できるよう調整されているそうだ。

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