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【海外発!Breaking News】生後11か月で分離の結合双生児が1歳2か月に 母も医師も「奇跡の子」(米)

TechinsightJapan / 2022年1月28日 23時30分



こうして2021年10月13日、約10時間をかけて分離手術が行われた。その日の一家は朝5時に起床、絵本を読んだりおもちゃで遊ぶなどして4人の時間を過ごし、リリーちゃんとアディちゃんは笑顔で手術室に向かった。

マギーさんは手術の日のことを「午後2時38分に分離が終わると、私たちに連絡が入りました。現実ではなく夢でも見ているようで、感情が揺さぶられた一日でした」と明かしており、夫妻は手術を終え、病室に1人ずつ戻ってきた我が子を見ると思わず涙した。

そして約1か月半後の12月1日、一家はシカゴに飛び、約2週間を地元の病院で過ごすとクリスマス前には帰宅を果たした。マギーさんは「クリスマスを自宅で普通に過ごせたこと、そして医師たちが懸命に働き、娘たち2人のことを我が子のように思ってケアしてくれたことに心から感謝しています」と述べており、ドムさんもCHOPの医師らを次のように絶賛した。

「娘たちは素晴らしい医師、看護師、病院のスタッフに恵まれました。病室にやって来る誰もがエネルギーや喜びに満ち溢れ、娘たちはたくさんの人と出会い、幸せをもらったのです。病室ではいつも笑顔が絶えませんでした。」

退院して1か月以上が経ち1歳2か月になった2人は、まだ呼吸の補助が必要でチューブで栄養を摂っているものの食べる練習を始め、理学療法、作業療法、言語療法を受けている。



アディちゃんは社交的で物おじせずにおしゃべりで、リリーちゃんは人を良く観察しちょっぴり気難しいところがあるそうで、ドムさんは「同じように育てているのに、性格が全く違うんですよ」と笑い、このように続けた。

「2人はお互いを見つめ合い、笑い、よく遊びます。それに2人が近くにいる時は必ずと言っていいほどお互いの手を取ったり、顔や気管チューブなどに触っているんです。」

「私たち夫婦は2人にたくさんの愛をもらっています。私たちが望むのは、あの子たちが愛と幸せに満ちた人生を送り、将来何をするにしても情熱をもって欲しいということです。そして世界中に愛を広めて欲しいですね。」

一方で「娘たちと過ごしてきた時間は特別」と語るマギーさんは、「大手術を乗り越え、たくましく生きている娘たちは私たちをインスパイアする存在です。あの子たちは長生きし、健康な人生を送るでしょう。私は『娘たちと一緒に今、この人生を生きている』ということ自体が、奇跡的で信じ難いことだと思っています」と述べている。

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