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【海外発!Breaking News】「僕はもう長くはない」19歳男性、がんの6歳男児に貯金を寄付し「最期にこの子を助けたい」(英)

TechinsightJapan / 2022年2月2日 7時0分

ポールさんは「たとえ松葉杖が必要になろうとも、息子の命が助かってくれればそれでいい。ただそれだけを願っていました」と明かし、このように続けた。

「息子にはやりたいことがたくさんあって、『なんで友達が車で出かけたり、サッカーをしている最中に、自分は病院のベッドでコンピューターゲームをしているんだろう』とか『男友達と一緒に休暇を楽しむことなんて一度もなかったし、ビーチを駆けまわることもできなかった』と悔しい思いをしていたと思うのです。」

「だから私たちは常に息子を元気づけ、励ましの言葉をかけ続けました。『君はまだここにいるじゃないか。まだ死んではいない。君には君の人生があるんだよ』とね。」



そうして昨年8月、リースさんは全ての治療が終わったと信じ「がんに打ち勝った」と友達を呼んでパーティを開いた。しかしその2か月後に右脚が腫れ始め、11月になると通常の3倍の太さにまで膨れ上がった。リースさんは敗血症と血栓症を起こしており、約5週間を病院で過ごすと検査で右太腿に大きな腫瘍があることが判明した。



恐れていた再発で先月4日、医師はリースさんにこう告げた。

「率直に言いますが、骨肉腫が再発し両肺、右脚、股間、背中、臀部、リンパ系などに転移しています。もうこれ以上、私たちにできることはありません。」

19歳のリースさんにとっては非情すぎる言葉だった。

ポールさんは「熱心にケアしてくれた医師らを責めるつもりはありません」と述べたうえで、こう続けた。

「親ならばたとえ1%の望みであっても、チャンスがあるのならしがみついていると思います。でも彼らは『もう何もできない。ただ化学療法を再開すれば、生きる時間を少しだけ延ばすことは可能だ』と言ってきたのです。」

「リースは『医師は僕を助けてくれるって言ったのに、嘘つきだ』と怒り狂い、『化学療法なんて二度とやるもんか』と私たちに伝えてきました。ベッドから起き上がることもできず、衣装戸棚に怒りをぶつけていました。」

「そんなリースを救ったのはホスピスで働く聖職者と聖書の言葉で、リースは1月半ば頃、自宅で洗礼を受けました。」

こうして心に少しだけ平静が戻ってきたリースさんは、オンラインニュースで同じ町に住む6歳のジェイコブ・ジョーンズ君(Jacob Jones)の存在を知ったという。

ジェイコブ君は2017年、2歳の誕生日直前に神経の組織にできる悪性腫瘍である「神経芽腫」と診断されたが、化学療法や手術、臨床試験などで2019年に寛解していた。さらに寛解後はアメリカでがんの再発を予防する特別な治療を受けてきたが、今年に入り肝臓に病変が見つかり、両親は適用外の治療代を補うためにFacebookを通して寄付を呼びかけていた。

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