1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

【海外発!Breaking News】「ママ! ホット!」未明の火事に気付いた2歳児、嗅覚障害の母を起こし家族を救う(米)

TechinsightJapan / 2022年1月31日 5時0分

【海外発!Breaking News】「ママ! ホット!」未明の火事に気付いた2歳児、嗅覚障害の母を起こし家族を救う(米)

米テキサス州ワイズ郡の小さな町で今月15日未明、火災が発生し住宅が全焼した。炎が上がったのを見ていち早く母親に知らせたのはまだ2歳の息子で、一家7人は間一髪で逃げ出し全員無事だった。『New York Post』などが伝えている。

米テキサス州アルボードに住むカイラ・ダールさん(Kayla Dahl)は15日午前4時半頃、末っ子で2歳のブランドン君(Brandon)の「ママ! ホット!」「ママ! ホット!」という声で目が覚めた。

ブランドン君は咳き込んでおり、リビングルームから炎が上がっているのに気付いたカイラさんは大声で「火事よ(Fire!)」と何度も叫び、隣に寝ていた夫ネイサンさん(Nathan)を叩き起こした。

実はカイラさんとネイサンさんは新型コロナウイルスに感染して嗅覚障害を起こしており、ブランドン君に起こされるまで煙の臭いに全く気が付かないでいた。すでに炎は寝室に迫っていたものの火災警報器は作動せず、2人は着の身着のままで子供たちを起こすと急いで避難した。

カイラさんは「家にはまだ設置して1年も経たない火災警報器がいくつかあったのに、一つも作動しなかったの。私たちに残されていた時間は本当にわずかで、子供5人と一緒に無事逃げ出せたのはまさに奇跡よ」と興奮を隠せない。

実はこの日、ブランドン君は具合が悪く、両親の寝室の近くのリビングで寝ていたという。火元はリビングにあったガスファンヒーターとみられており、カイラさんは息子を“小さなヒーロー”と呼び、このように語った。

「家族には怪我も火傷もなく、燃えたのはブランドンの髪の毛数本だけだったの。ブランドンが炎が上がった部屋を抜け出し、言葉数も少ないのに火事を知らせたことで家族全員が無事だったのだから、これは本当に奇跡以外の何物でもないわ。」

またネイサンさんも「ブランドンが火事を知らせてくれなかったら、家の全焼だけではすまなかっただろうね」と述べ、こう続けた。

「私は地元の消防団のボランティアをするようになって5~6年になるからね。日頃から自宅で火事が起きた時の備えを十分にしていたんだ。だから家族全員が逃げ出すのに1分もかからなかった。ただ全てのタイミングが少しでも遅かったら、もっと酷い結果になっていたのは間違いないよ。外に出た1分後には玄関から火があがり、家全体が炎に包まれていたからね。」



なお現場には消防隊が駆けつけ、隣家への飛び火は回避できたものの、家は全焼し2台の車も使い物にならないという。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください