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【海外発!Breaking News】車椅子ごと池に落下した飼い主のために吠え続けた愛犬 7年間の信頼関係が成した救出劇(米)

TechinsightJapan / 2022年2月11日 5時0分

【海外発!Breaking News】車椅子ごと池に落下した飼い主のために吠え続けた愛犬 7年間の信頼関係が成した救出劇(米)

電動車椅子を使う男性が愛犬と散歩中、バランスを崩して車椅子ごと池へ落ちてしまったというニュースがアメリカより届いた。水面に顔を出すので精いっぱいだった飼い主のピンチを察した愛犬は、すぐさま激しく吠えて助けを求めた。犬の鳴き声を聞きつけた人が男性を発見することができ、大事に至らず済んだという。飼い主の危機を周囲に知らせた犬には「まさにヒーローだ」と称賛の声があがっていることを『FOX13 Memphis』などが伝えている。

米フロリダ州セントルーシー郡ポートセントルーシー在住のハリー・スミスさん(Harry Smith、81)は先月31日、黒いビーグルのミックス犬で7年間生活を共にしている“サラ・ジェーン(Sarah Jane、9)”と散歩に出ていた。

普段から移動の際に電動車椅子を使用しているハリーさんは一日に2回はサラを散歩に連れ出しており、この日は近くの池の周りを一緒に歩いていた。しかし突然、車椅子の左車輪に植物が絡まってしまいバランスを崩してしまったハリーさんは、車椅子ごと堤防を転がって池に落下してしまったのだ。

ハリーさんは助けを求めるために叫んだが、水面に顔を出すのがやっとの状況だったこともあり、その声は周囲に届かなかった。この状況を見たサラはハリーさんのピンチを察し、代わりに大きな声で吠え始めた。

そんなサラの尋常ではない鳴き声に気づいたのは、近くでトレーラーを使って作業をしていたエドワード・シューリングさん(Edward Suhling、58)とアビー・“ジェイコブ”・チャコさん(Aby “Jacob” Chacko、49)だった。

「犬が水しぶきを上げていたんだ」と当時を振り返るエドワードさんは、「最初は犬がワニに襲われているのかもしれないと思った」と明かしている。ジェイコブさんと共に声のする方へ向かう途中、周辺をパトロール中だったポートセントルーシー警察のアダム・ドーティ巡査(Adam Doty)を手を振って止め、状況を伝えて一緒に確認しに行った。

そして池の中を覗いてみると懸命に水面から顔を出すハリーさんの姿があり、3人で協力してハリーさんを池から引き上げた。エドワードさんは「ハリーさんの姿を見た瞬間にすぐ池へ飛び込んだよ。自然な反応だったね」、ジェイコブさんも「車椅子と犬の姿を見て池に落ちたのはハリーさんだと分かりましたし、ハリーさんが歩けないことも分かっていました」と語っており、すぐに救助活動を始めたという。

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