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【海外発!Breaking News】暴走車から身を挺して中学生を救った警察官 「私も1人の親、自分が轢かれるかは関係ない」(米)

TechinsightJapan / 2022年2月16日 5時2分

【海外発!Breaking News】暴走車から身を挺して中学生を救った警察官 「私も1人の親、自分が轢かれるかは関係ない」(米)

今月4日、米メリーランド州で横断歩道を渡っていた中学生に暴走車が突っ込む事故が発生した。この横断歩道では警察官が交通指導員として交通整理を行っており、間一髪で中学生が衝突されるのを防いだ。この事故で警察官は軽傷を負ってしまったが、「自分も1人の親として子どもを守りたいと思った」とコメントを残している。『Fox News』などが伝えた。

警察官が見事な救出劇を見せたのは2月4日午前7時半、米メリーランド州セシル郡ノース・イーストにある中学校「North East Middle School」の目の前の横断歩道だった。同地域で警察官として働いているアネット・グッドイヤー巡査(Annette Goodyear)はこの日、横断歩道で車を停めて歩行者の横断を補助する交通指導員の仕事に就いていた。

当時の様子を捉えた映像には、蛍光オレンジの上着を着て横断歩道の中央に立つアネット巡査の姿が映っていた。そこに画面右奥からフードを被った中学生がやって来て横断歩道を渡ろうとしたため、アネット巡査は走ってくる車に片手を上げて停車するように合図した。

そして中学生がアネット巡査の目の前を通過しようとした時、停車の合図を受けていたはずの黒い車はスピードを緩めることなく横断歩道に侵入してきたのだ。アネット巡査が咄嗟に中学生を掴んで引っ張ったことで、中学生は車との衝突を免れることができた。しかしアネット巡査はわずかに車にぶつかってしまい、その場に倒れてしまった。



仰向けに倒れ込んでしまったアネット巡査は一度上半身を起こそうとしているが、自ら起き上がることができない様子だった。中学生が心配そうに覗き込んでいるが、車の運転手や周囲にいた人々が駆け寄ってきたところで映像は終わっている。その後、アネット巡査は病院に運ばれたがその日のうちに帰宅できたと報じられており、アネットさんの素早い判断が功を奏し中学生は無事だった。

14年間交通指導員として働いてきたアネット巡査は「あの場に倒れている時、『これは本当に起こったことなんだ』と思っていました。当時は何を考えているのかすら分かりませんでした。とても現実に起こったことだと思えなかったのです」と突然のことに困惑した当時の心境を明かした。しかしこんな状況でもアネット巡査は「あの子はどこ?」と中学生の身を案じていたという。



中学生も突然の出来事にパニック状態になっていたそうで、アネット巡査は「すぐに起きて『大丈夫だよ』と声を掛けて抱きしめられなかったのは申し訳ないと思っていました」と振り返っている。

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