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【海外発!Breaking News】動物保護に尽力の71歳女性、虐待の過去を持つ保護犬に襲われ死亡(米)

TechinsightJapan / 2022年2月21日 4時0分

【海外発!Breaking News】動物保護に尽力の71歳女性、虐待の過去を持つ保護犬に襲われ死亡(米)

動物シェルターで長年ボランティアをしていた女性が、保護して約1か月のピットブルのミックス犬に襲われ死亡した。女性は「虐待された犬たちに第2の人生を与えたい」と動物保護やリハビリに情熱を注いできた愛犬家で、施設のスタッフや地域コミュニティには衝撃が広がっている。『FOX 13 Tampa Bay』などが伝えた。

米フロリダ州ブロワード郡オークランドパークの動物シェルター「100+ Abandoned Dogs of Everglades Florida」で今月17日、ボランティアスタッフのパム・ロブさん(Pam Robb、71)がメスの保護犬“グラディス(Gladys、3)” に襲われて死亡した。パムさんは元高校教師で、ボランティアとして長年動物保護にあたってきたベテランだった。

パムさんの25年来のパートナー、アンジー・アノビルさん(Angie Anobile)によると、グラディスはパムさんの腕を噛んで床に引きずり下ろした後に襲いかかったそうで、別のスタッフが助けに入ったものの命を救うことは叶わなかった。

グラディスは約1か月前にエバーグレーズの湿地帯で保護したばかりで、体重が約45キロ(100ポンド)以上ある大型犬だった。マイクロチップなど身元が分かるものはなく、同シェルターはSNSにこのように綴っていた。

「グラディスは特定の人にしか馴染まない。始終何かに怯えていて、手に負えない状態だ。」

「この子の過去がどんなに悲惨なものだったかは分からない。ただ過去の記憶がトラウマになり、リハビリが難しい。それでも私たちはグラディスに、人を恐れることではなく自信をつけさせようと努力をしている。」

なお愛する人の突然の死を受け、アンジーさんは地元メディアにこのように語った。

「パムはグラディスが心を許した数少ないスタッフの一人で、最近は『ゆっくりではあるけれど、グラディスと信頼関係を築いている』と喜んでいたところでした。」



「彼女は一度虐待された犬の記憶を消すことは非常に難しいことや、虐待された犬と関わる仕事をすることは常に危険が伴うことを十分承知していました。でも『どんな犬であってもセカンドチャンスを与えたい』とボランティアの仕事に愛と情熱を注いできたのです。これは悲劇であり、誰が悪いというわけでもありませんが、私は動物を虐待していた人こそ責められるべきだと思っています。」



なおグラディスは、パムさんを助けに入ったスタッフにも噛みついており、狂犬病の検査のために血液が採取され、すでに安楽死されている。

ちなみに今年1月にはアメリカで、ペットシッターの大学生が2頭の犬に襲われ顔の一部を失っていた。飼い主は犬が狂暴であることを知りながら、ケージから出したままにしていたという。

画像は『New York Post 2022年2月19日付「Dog mauls Florida animal rescue volunteer to death」(Facebook)(Facebook/ Abandoned Dogs of Ever)(Facebook/Pam Robb)』『FOX 13 Tampa Bay 2022年2月18日付「Dog euthanized after mauling woman to death at Florida animal shelter」(Courtesy: WSVN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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