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【海外発!Breaking News】47キロの腹部腫瘍を摘出した女性、体重が49キロに!(印)

TechinsightJapan / 2022年2月22日 8時0分

【海外発!Breaking News】47キロの腹部腫瘍を摘出した女性、体重が49キロに!(印)

1月27日、インドに住む56歳の女性の腹部から47キロという巨大な腫瘍が摘出された。手術後の女性の体重は49キロで、女性は自身の体重とほぼ同じ大きさの腫瘍を抱えていたことになり、医師は「卵巣腫瘍以外ではインド最大ではないか」と述べている。『Times of India』などが伝えた。

インド西部グジャラート州に住む56歳のシャンティさん(Shanti、仮名)は2004年、原因が分からないまま腹部が膨らみ体重が増加した。シャンティさんは当初、胃の病気を疑って複数の薬を服用したが回復せず、病院で超音波検査を受けたところ良性の腫瘍があることが判明した。

こうして手術が決まり、医師はシャンティさんの腹部にメスを入れたものの、腫瘍は腎臓や腸などの主要な内臓に癒着しており、摘出を行わず縫合してしまう。

そんなシャンティさんの身体に大きな変化が現れたのは今から2年前のことで、腹部がそれまでの倍の大きさに成長し、複数の病院を訪ねたが回復する兆しは全くなかった。それどころか腹部はますます大きくなり、シャンティさんは慢性の痛みに苦しみ、ここ数か月はベッドから起き上がれない状態が続いていた。

見かねた家族はシャンティさんをより設備が整ったアフマダーバードの「アポロ病院(Apollo Hospitals)」に連れて行き、腫瘍の摘出手術をお願いすることにした。最初の診断から実に18年が経っていた。

胃腸外科のチラグ・デーサーイー医師(Dr Chirag Desai)は「患者の腫瘍はあまりにも大きかったため、CTスキャンを撮るのも一苦労でした。また心臓、肺、腎臓、子宮など全ての内臓が腫瘍に圧迫されて本来の位置からずれており、入念な手術計画が必要でした。さらに血管が圧迫されて高血圧だったため、腫瘍摘出後に血圧が急激に下がって倒れたりしないよう、手術の1週間前から治療を開始しました」と明かし、このように続けた。

「手術は外科医4人を含む8人のチームによって行われ、約4時間を要しました。手術前の女性はまっすぐ立つことができず、体重を量ることができませんでしたが、手術後の体重は49キロで、摘出した腫瘍は47キロありました。ただ余分な皮膚や異常な腹壁組織を含めると54キロが摘出されており、これは患者の体重よりも重いという非常に珍しいケースと言えるでしょう。」



なお2020年8月には、インドに暮らす52歳の女性から50キロの卵巣腫瘍が摘出されていたが、デーサーイー医師は「卵巣腫瘍を除いて考えれば、シャンティさんの腫瘍はこれまでインドで摘出されたものの中では最大になるのではないか」と述べている。

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