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【海外発!Breaking News】闘犬を興奮させる道具として利用され顔が変形した犬、第2の人生を歩む(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2022年2月23日 23時30分

「ハディがどのくらいベイトドッグとして利用されていたのかは分かりませんが、救出された当時は2、3歳だったと聞いています。顔の傷は他の犬によってできたもので、ハディは闘犬の闘争心を掻き立てるために何度も虐待され、攻撃を受けてきた被害者なのです。」



誕生してからずっと過酷な状況の中で生き抜いてきたであろうハディ。保護されエリンさんに引き取られてからというもの、それまでの人生を取り戻すかのように生き生きとしているという。エリンさんは「ハディはまるで子犬のようで、やんちゃでいたずら好きなのですよ。きっと生まれて初めて人生を楽しんでいるのでしょうね。そんなハディに私ができることは、安全な環境を提供してたくさんの愛を注ぐことだと思っています」と語っている。



それでもエリンさんの家にやってきた当初のハディは、外で犬の鳴き声がするだけで体を震わせて吠えていたそうで、エリンさんは恐怖心を失くすためにドッグトレーナーの協力を仰いだという。

エリンさんは「とにかく最初は、ハディを落ち着かせることから始めました。他の犬を紹介する時にはまずハディにホットドッグをトリーツとして与え、犬との距離を少しずつ縮めていったのです。そうして他に犬がいる時はトリーツがもらえることや安全であることを体得させ、『犬はあなたを襲ったりしないよ。遊びたいのよ』ということを教えていきました」と当時を振り返り、現在のハディの様子についてこのように明かした。

「ハディは犬への恐怖心が消え、ほとんど毎日、アパートの近くの公園にいる犬たちと走り回って遊びます。やってきた当初とは雲泥の差で、見ていると心が温かくなるのです。」

「ハディが外出する時は今でも鼻や傷痕に日焼け止めが必要ですが、それ以外は普通の犬と何ら変わりません。もちろん顔は変形していますが、愛されキャラなのはハディの性格あってのことでしょうね。あの子はとても頭がよくて活発で、人が大好き。人に会うと耳を撫でてもらえると思っているのです。それでもその特異な外見からじっと見られたり、全く知らない人から質問を受けたりすることはありますが、ほとんどの人はとても優しくフレンドリーに接してくれます。きっと人々はハディが人生を思う存分楽しんでいることを肌で感じているのだと思います。私はネガティブなことを言ってきてハディのことを知ろうとしない人というのは逆に、損をしていると思います。」

「私が特に好きなのは、ハディと子供たちが触れ合う姿です。ハディは子供たちに対してはとても忍耐強く、彼らが撫でたり質問をしてくる間はじっと座っているのが好きなのです。子供たちは私が質問に答えると理解を示し、『ハディはなんていい子なの!』と納得するようです。」

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