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【海外発!Breaking News】スーパーの食品に自分の血液を注射した男 「正気じゃなかった」と無罪を主張(英)<動画あり>

TechinsightJapan / 2022年3月1日 23時30分

【海外発!Breaking News】スーパーの食品に自分の血液を注射した男 「正気じゃなかった」と無罪を主張(英)<動画あり>

このほどイギリスで、スーパーマーケットの食料品に自分の血液を注射針で注入し店に多大な損害を負わせた男の裁判が行われた。男は「心神喪失の状態にあり正気ではなかった」として無罪を主張している。『New York Post』『The Independent』などが伝えた。

昨年8月25日の夕方、英ロンドンのフルハム・パレス・ロードで通行人に注射器を投げつけた男が逮捕された。この男は事務弁護士のレオアイ・エルガリーブ(Leoaai Elghareeb、37)で当時、ロンドン市内にあるスーパーマーケットのウェイトローズ、テスコ、セインズベリーズの各店内外にいる買い物客らに悪態をついて注射器や卵を投げつけたという。

さらにレオアイは注射器がいくつも入った黒い小さなバケツを持ち、店内にある売り物の食料品に自分の血液を注射器で注入したことが店内の監視カメラによって判明した。その後レオアイは、通りにあるレストランの屋外テーブルにあった植木鉢をレストランの入り口ドアに投げ込んだことで、駆けつけた警察官によって逮捕された。彼が騒ぎを起こした犯行現場からは合計21本もの注射器が回収されたという。

一方で被害にあった店舗はレオアイが血液を混入させた疑いのある商品を廃棄し、再入荷することを余儀なくされた。『New York Post』によると、各店舗の被害総額はウェイトローズが20万7000ポンド(約3200万円)、テスコが11万7000ポンド(約1800万円)、セインズベリーズは14万3000ポンド(約2200万円)に上っている。

そして今年の2月22日、アイルワース刑事法院で行われた裁判の冒頭で検察官のフィリップ・ストット氏(Philip Stott)は次のように述べた。

「昨年、夏の終わりの夕暮れ時にエルガリーブはバケツを手に持ちロンドン西部のフルハム・パレス・ロードを歩いていました。バケツの中にはたくさんの注射器が入っており、中には皮下注射針が付いたものもありました。そしていくつかの注射器は彼の血液で満たされていたのです。」

また今回の裁判では、国民保険サービスの女性外科医がレオアイに投げつけられた注射器が胸にあたってしまったことが明らかとなった。その注射器は空で針がついていなかったため、感染や刺し傷などの怪我をすることはなかったようだ。これらの犯行からレオアイは3件の食品を汚染した罪と2件の暴行罪に直面したが、彼は弁護士を通じて「当時は心神喪失の状態にあった」として無罪を主張した。

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