【海外発!Breaking News】体の60%以上に火傷を負い10年間闘い続けた女性「これからは恩返ししたい」(豪)<動画あり>
TechinsightJapan / 2022年3月7日 5時0分
「顔、腕、胸、肩、腹部、全てが火に包まれた。頭に火が燃え移ると、髪の毛は一瞬にして燃え上がり、薬品で燃える顔の火を消そうして初めて、自分の手も火で包まれていることに気が付いた…。あの瞬間、昔学校で教えてもらった着衣着火の際の対処法である『止まって、倒れて、転がって』を思い出し、床を何度か転がった。ただこの私の行動は、薬品火傷をした時には最悪の処置だということを後から知った。私の火傷は背中まで広がった。」
「猛烈な痛みで叫び声を上げる中、ナタリーが引き戸から逃げ出す音が聞こえた。ナタリーは私が生きたまま焼かれるのを見て笑っていた。私を包む炎はさらに勢いを増し、痛みで頭が回らなくなった。パニックになり、頭からバケツの水をかけようと水道の蛇口をひねった。」
「助けを呼ぼうと玄関のドアを開けると手指の皮膚がごっそり落ちた。火が消えても薬品で皮膚が焼かれていくのを感じた。強烈な痛みだった。声が出る限り叫び続けたが誰も気付かず、やっと現れた人物は隣のアパートの男性だった…。」
こうしてダナさんは経験したこともないような地獄の苦しみに耐えてきた。そして多くの人のサポートを受けて立ち直り、昨年1月には看護学で修士号を取得、メディカルタトゥーなどを同時に学ぶと、昨年8月には怪我や乳がんなどの手術の傷を隠すためのコスメティックタトゥーやフィラー治療などを行うクリニックをオープンした。
「どんなことがあっても決して諦めなかった」と語るダナさんの火傷の後の軌跡を見ると、よくこの状態から回復したと感心せざるを得ない。ダナさんはInstagramやその生き様を通して多くの人をインスパイアし続けており、火傷から10年を記念しこんな言葉を残している。
「10年前、私の人生の全てが壊され、家族や友人の人生が傷つき止まってしまった…。これまでの道のりは険しかった。人間に起こり得る中で最も極悪で、陰惨で、魂が破壊されることが私に降りかかったのだから。残酷という言葉では表せないくらいの大きな波が私の心、身体、精神、魂、それら全てを飲み込んだ。」
「でも私は家族、友人、病院のスタッフ、世界中の見知らぬ人からの無償の愛によって、瀕死の状態から立ち上がり闘った。人間が決して経験するべきでない、究極の痛みや喪失感を味わいながら、諦めずに前進してきた。闘いを止めたくて心が折れたことは何度もある。でもそのたびに私は強くなり、前に進んできた。」
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