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【海外発!Breaking News】出荷直前の玉ねぎに麻薬探知犬が反応 3億円相当の薬物が見つかる(米)

TechinsightJapan / 2022年3月2日 21時0分

【海外発!Breaking News】出荷直前の玉ねぎに麻薬探知犬が反応 3億円相当の薬物が見つかる(米)

違法薬物の密輸は世界中で摘発されているが、それでも密輸を行う者は後を絶たない。このほどアメリカで玉ねぎの出荷を装った貨物の中に大量の薬物が紛れ込んでおり、発見した国境警備局の職員も「ここまで精巧なレベルで隠されているのは珍しい」と驚いたという。『ABC7』などが伝えた。

メキシコ国境に隣接する米カリフォルニア州サンディエゴの入港用商品輸送車施設にて先月20日の午後1時、米国税関・国境警備局(U.S. Customs and Border Protection、以下CBP)が出荷のための玉ねぎをトラクターで運んできた運転手とその貨物をチェックしていた。

玉ねぎの検査を行っていると麻薬探知犬が反応を示したため詳細な調べを進めたところ、玉ねぎの中に紛れ込ませた1200個ものメタンフェタミンの小包が発見された。

メタンフェタミンは覚醒剤の一種で、日本国内で流通している覚醒剤の多くを占めている。脳内化学物質であるドーパミンの量を増加させ、依存性が高いことで知られる。

今回発見された覚醒剤はそれぞれ白いカバーで覆った小さな球体に形成されており、玉ねぎに見えるようカモフラージュされていた。しかし麻薬探知犬の鋭い嗅覚の前では意味をなさなかったようで、荷物を運んできたメキシコ国籍の46歳の男が逮捕された。押収された覚醒剤は1336ポンド(約606キロ)で、末端価格290万ドル(約3億3千万円)に上るという。

同地域でCBPの現場責任者を務めるシドニー・アキさん(Sidney Aki)は「これは今までになく巧妙な麻薬密輸入であり、玉ねぎのように見える包みに1つ1つに入れていくにも時間がかかるものです。彼らがここまでするということは、我々の検査職員の働きがいかに効果的であるかを示し、また同時に麻薬密売組織が米国に麻薬を密輸しようとする際に、どんなことでもするということを示しています。これまでにも農産物に麻薬が紛れ込んでいたのを見たことがありますが、ここまで精巧に隠されているのは珍しいです」とコメントを公表した。



ちなみに密輸されるのは薬物ばかりではない。過去にはウィッグに金(ゴールド)を隠して密輸しようとした男が不自然すぎる髪型のせいで逮捕されたり、ヘアカーラーに小鳥35羽を詰めて密輸しようとした男が空港で逮捕されたこともあった。

画像は『U.S. Customs and Border Protection 2022年2月25日付「CBP Officers Seize Meth Disguised as Onions」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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