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【海外発!Breaking News】スーツ姿でテーブルマウンテンを登る男性 ニックネームは「ミスター・ポピンズ」(南ア)

TechinsightJapan / 2022年3月19日 6時0分

【海外発!Breaking News】スーツ姿でテーブルマウンテンを登る男性 ニックネームは「ミスター・ポピンズ」(南ア)

南アフリカ・ケープタウンのシンボルといえば、テーブルマウンテン。この山にはハイキングコースが多くあり、たくさんの人が山登りを楽しむ一方で、標高1086メートルのこの山では毎年死者も出ている。万全の装備で山登りに挑む人が多いなか、おしゃれな三つ揃えのスーツに黒い傘、革靴で山を登る男性が目撃されている。この男性を取材した記事が3月8日、『Cape Town ETC』に掲載された。

男性の名前はアルマーニ・ミナーニさん(Armani Minani、25)で、自身のことを「飛ぶために生まれてきた鷲」と語る。アルマーニさんの本職はパーソナルトレーナーで、常に体を鍛えて強靭な肉体を持つ。その身体能力を活かし、岩の端ギリギリでジャンプをするなどハラハラさせることも多い。なかでも傘を広げて空から下りてきたかのような姿は「ミスター・ポピンズ」と言われて親しまれている。彼自身は「私はギリギリのところで生活しているんだ。文字通りね」と楽しんでいる。

『Cape Town ETC』のインタビューによると、アルマーニさんの「スーツでハイキング」というアイデアは2017年に思いついたとのこと。「自分はほかとは違う、ユニークな存在。私は目立つために生まれてきた」という思いからスーツでテーブルマウンテン、その山並にあるデビルズピーク、ライオンズヘッドを登ろうと試みたがデビルズピークにしか行けず、その後多忙となったため、ほかの2つの山を登るミッションは達成できなかった。しかし昨年末、「正装でもハイキングができることを人々に伝えることができたら」「このスーツで注目を集め、恵まれない人たちを助けるための資金を作ることができたら」と考えてスーツを購入し、ハイキングを再開したそうだ。スーツは今では彼のハイキング衣装になっている。

東アフリカの内陸にあるブルンジ共和国出身のアルマーニさんは、幼少期に恵まれない生活を送ってきたことから「人の役に立ちたい」という思いを強く持っているという。「私が幼い頃は食べるものもなく貧しい生活をしてきたが、そのような状況にもめげずに粘り強く努力を続け、今があるのです」という自身の経験から「Touching A Tummy At A Time」、「Reveal the Cape To Me」という2つの非営利団体(NGO)を立ち上げ、ホームレスの人々に自らサンドイッチを作るなどし、食料、洗面用具、衣料などを提供、支援する活動を行っている。

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