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【海外発!Breaking News】幼少期に大やけどを負った女性、苦悩を乗り越えモデルとしてランウェイを歩く(英)

TechinsightJapan / 2022年3月22日 4時0分

【海外発!Breaking News】幼少期に大やけどを負った女性、苦悩を乗り越えモデルとしてランウェイを歩く(英)

幼少期に大やけどをした女性が、先月に英ロンドンで開催された「London Fashion Week February 2022」でモデルとしてランウェイを歩いた。全身に残る傷痕のせいで子ども時代にはいじめに遭い、10代の頃はうつ状態がひどく自殺願望もあったと明かした女性は、大人になってからもいつも傷痕を隠して過ごしてきたそうだ。だが5年前に起きたある出来事をきっかけに自分の傷痕を受け入れ、ありのままの自分を愛せるようになったという。『WalesOnline』『The Daily Star』などが伝えている。

英ロンドンのハックニーに暮らすシルビア・マックさん(Sylvia Mac、45)は、幼い頃に重度のやけどを負った。当時2歳だったシルビアさんは自宅で姉とかくれんぼをして遊んでいたところ、誤って熱湯が入ったボウルの中に落ちてしまったそうだ。

その時にできたやけどの痕が原因で、これまでうつ病や自殺願望に悩まされてきたというシルビアさん。しかし今から5年前に起きたある出来事をきっかけに考え方が変わり、現在はモデルとして活躍しているという。

シルビアさんはこれまでの苦悩をこう振り返った。

「やけどを負ったのは2歳の時でした。当時は停電が続いていたため、母親がボウルに熱湯を入れて浴室の床に置いていたんです。姉とかくれんぼをしていた私は浴室のドアに隠れていて、そのドアが開けられた時に後ろ向きのまま熱湯の中に落ちてしまったのです。危うく命を落とすところでした。事故そのものは覚えていませんが、何度も病院に通って首から足まで包帯を巻かれたことは覚えています。でもスイミングに通い始めると、他の子からいじめを受けるようになったんです。10代の頃はうつ状態がひどく自殺願望もありました。そして大人になってからも、部屋に閉じこもって泣いてばかりいました。」

シルビアさんはこれまで悩みを克服するためのサポートグループを探してきたが、残念なことに自分と直接関係するものや同じような傷痕を持つ人とは出会うことができなかったそうだ。

そんな辛い日々を送ってきた彼女の気持ちに変化が現れたのは、今から5年ほど前だったという。

「ある日、プールに行った時のことです。そこで私の傷痕の写真やビデオを撮ろうとしている男の人がいることに気づいて、本当に最悪な気分でした。私が怒りながらその話を母にすると、母もがっかりしていて。やけどの痕は私だけでなく母にも影響を与えているんだと気づきました。でもその時に思ったんです。『もういい、私は自分の人生を生きよう。誰にどう思われようが関係ない』と。」

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