1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

【海外発!Breaking News】バスケの試合で見事なフリースローを決めた全盲の生徒 会場は割れんばかりの大歓声(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2022年3月29日 23時30分

【海外発!Breaking News】バスケの試合で見事なフリースローを決めた全盲の生徒 会場は割れんばかりの大歓声(米)<動画あり>

米ミシガン州の高校で、全盲の生徒がバスケットボールのフリースローで驚きのシュートを見せた。音だけでゴールポストの位置を確認し、そのボールが吸い込まれるようにしてゴールネットをくぐると会場には割れんばかりの大歓声が起きた。全盲でバスケットボールを楽しむことができているのは、絶大な信頼を置く大親友の存在があるという。『FOX 17』などが伝えている。

このほど見事なシュートを決めたのは、米ミシガン州オタワ郡ジーランド市にあるジーランド・イースト高校(Zeeland East High School)に通うジュール・ホーグランドさん(Jules Hoogland、17)だ。ジュールさんは出産予定日より3か月も早く生まれて未熟児網膜症を発症し、次第に視力を失って3歳の時には全盲となった。またジュールさんは三つ子の1人として誕生し目の見える姉妹が1人いるが、きょうだいの1人は生後4週間で亡くなってしまったという。

ジュールさんはハンディキャップを負いながらも、中学の時に始めたバスケットボールに熱心に取り組み、高校生になった現在も練習を続けている。今月22日、特別支援学級に通う生徒と他の生徒が一緒にスポーツを行うプログラムの一環として同地域にあるジーランド・ウェスト高校(Zeeland West High School)を相手にバスケットボールの試合が行われ、参戦していたジュールさんはフリースローのチャンスを得てシュートを放つことになった。

当時の様子を撮影した動画には、約2500人の客席が埋まる会場にてゴールポスト前でボールを構えて集中するジュールさんの姿があった。1人の女性がゴールポストの裏側を木製の棒で叩き始めると、会場は静まり返った。これは目の見えないジュールさんが音でゴールポストの位置を把握するために行われているもので、ジュールさんは感覚を研ぎ澄ませて音の方向を聞き始めた。



ゴールポストを叩く音だけが会場に響く中、その位置を把握したジュールさんが意を決してシュートを放つと、ボールはバックボードに当たってからゴールネットをくぐり見事シュートを成功させた。息を飲んで見守っていた会場には、観客たちの割れんばかりの大歓声が響き渡った。この反応で自身のシュートが成功したことを悟ったジュールさんは、控えめながらもガッツポーズをして喜んでいた。

ジュールさんは当時の心境について「大勢の人に見つめられてとても緊張していました。でも私を見つめるみんなの姿は見えないのでラッキーでしたね」と明るく振り返った。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください