【エンタがビタミン♪】松本人志、ウィル・スミスの騒動から思わぬ余波 容姿いじりを反省「下手したらビンタされるかも」

先月に開催された米アカデミー賞授賞式で俳優ウィル・スミスがプレゼンターに平手打ちしたハプニングを、4月3日放送の『ワイドナショー』（フジテレビ系）で話題に取り上げた時のことだ。松本人志が芸能リポーター・長谷川まさ子の言い間違いを指摘したところ、自分の発言が容姿いじりにあたると気づいて慌てる一幕があった。ウィル・スミスのビンタ騒動に絡めて反省する松本だったが、女性陣の言葉から世の中の動きを痛感していた。

ウィル・スミスの妻で女優のジェイダ・ピンケット＝スミスは脱毛症のためスキンヘッドにしている。プレゼンターを務めたコメディアンのクリス・ロックが「『G.I.ジェーン』の続編を楽しみにしているよ」と髪型をジョークにしたところ、妻を揶揄されて怒ったウィル・スミスがクリス・ロックを平手打ちした。

長谷川まさ子がそうした経緯を話そうとして「平手打ちされた“スミス・ロック”さんは」と間違えたため、松本人志が「ごっちゃになってますよ」と指摘すると、長谷川がお茶目に舌をペロッと出して見せた。これに松本が反射的に「かわいない言うてるねん」とツッコんだのだ。

司会の東野幸治は肩を落とす長谷川を「可愛かったですよ」と元気づけながら、“舌ぺろ”に対する心の声を代弁してくれた松本に「誰が言うか思ったら、我らが松ちゃんが言ってくれました」と伝えた。すると当の松本が「今のも、下手したらビンタされるかも」と思い当たり、容姿いじりに腹を立てたウィル・スミスの心情を察したので、長谷川はビンタ騒動の核心に近づいたことに安堵したのだろう。松本の言葉に同調して「そうです、そういうことなんです！」と立ち直っていた。

昨今はコンプライアンスが厳しくなり、お笑い芸人は容姿いじりに苦慮しているようだ。このほど松本の発言に対してフリーアナウンサーの神田愛花が「可愛いとか、可愛くないとか、そういうことはダメですよ」と両手で×印を作りながら訴えたため、松本は「そうなんですよ。いやー怖い世の中ですけどね」と割り切れない表情で言葉を飲み込んだ。

『ワイドナショー』でコンプライアンス問題について本音を漏らしてきた松本人志だが、今後は隔週で出演することになるという。登場回では歯に衣着せぬコメントを期待したい。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）