【海外発!Breaking News】10年前から爪にあった線が皮膚がんと判明した女性「心配な人は皮膚科医に診てもらって」(米)
TechinsightJapan / 2022年4月6日 23時30分
アメリカに住む25歳の女性は今年1月、爪にできた一筋の線が皮膚がんであることが判明した。最初にその線に気づいたのは今から10年前のことで、2014年に皮膚科医の診察を受けた際は「ほくろによる色素沈着の可能性が高い」と告げられ、経過観察することとなった。その後は特に目立った変化はなかったが昨年、皮膚がんの一種「メラノーマ」の症例写真を見た友人から再度診察を受けるように促され、詳しい検査を行ったところメラノーマだったことが確認されたという。『The Independent』などが伝えている。
米ワシントンD.C.在住のマリア・シルヴィアさん(Maria Sylvia、25)は今年3月、右手親指の爪にできた皮膚がんの一種「メラノーマ」の切除手術を受けた。
爪にできた一筋の線にマリアさんが初めて気づいたのは2012年のことだった。発見した当時はさほど気にしていなかったそうだが、その1年後には濃く目立つようになったという。
マリアさんはこれまでの経緯をこう振り返っている。
「右手親指の爪に線を見つけたのは16歳の時でした。その時は特に何とも思わず、レーシングカーの中央に縦に塗装されるストライプ模様に似ていたことから冗談で“レーシングストライプ”と呼んでいました。その後も季節ごとに学校で行われる健康診断で何人もの医師に診てもらいましたが何も言われず、2014年に巻き爪で足専門医(podiatrist、足指や爪のトラブルを専門とする医師)の治療を受けた時に初めて皮膚科を受診するように勧められたのです。」
「そして皮膚科医の診察を受けたところ、爪の生え際にできたほくろが原因で色素沈着を起こしている可能性が高いと言われました。私の年齢や民族的に考えても心配ないだろうと。なので生体検査はせず、色や大きさに変化がないか様子を見ることになりました。」
手や足の指の爪下にできるメラノーマは重篤な皮膚がんの一種だが、2021年の『アメリカ国立生物工学情報センター』に掲載された論文によると、全世界のメラノーマ症例の0.07~3.5%を占めるにすぎない。また60歳代の女性と70歳代の男性が最も多く罹患することから、最初に診察した皮膚科医はマリアさんがこのタイプのがんに当てはまるとは考えなかったようだ。
それから8年間、マリアさんの爪には特に目立つ変化は見られず、時間が経つにつれて線の存在も気にならなくなったそうだ。
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