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【海外発!Breaking News】2歳娘の背中に書いた電話番号に母の思い「万が一、私に何かあったらこの子を頼む」(ウクライナ)

TechinsightJapan / 2022年4月6日 21時30分

【海外発!Breaking News】2歳娘の背中に書いた電話番号に母の思い「万が一、私に何かあったらこの子を頼む」(ウクライナ)

「私の人生は素晴らしかった。ロシアの侵攻が始まるまでは…」―そんな言葉とともに、30代の母親がInstagramに投稿した写真が大きな反響を呼んでいる。カメラが捉えたのは2歳の女の子の背中で、油性ペンで「もし自分に何かあった時のために」と女児の名前や連絡先が書かれていた。『The Mirror』などが伝えている。

ウクライナの首都キーウで暮らしていたサーシャ・マカバイさん(Sasha Makoviy、33)が今月2日、2枚の写真をシェアした。

1枚目はサーシャさんの娘ヴィラちゃん(Vira、2)の背中を撮影したもので、そこには名前「ヴィラ・マカバイ」、生年月日「10.11.2019」、家族2人の電話番号が油性ペンで書かれていた。

サーシャさんが娘の背中にこれを書いたのはロシアの侵攻が始まった2月24日のことで、サーシャさんは「キーウはロシアの支配下に置かれるだろう」とその日のうちに避難したことを明かし、Instagramにはこのように綴っている。

「戦争初日、私は手の震えが止まらない状態で娘の背中にこれを書きました…。数十キロ先で聞こえる、耳をつんざくような凄まじい爆弾の音で目が覚めるということがどんなことか…。私は最初の数時間は体の震えが止まりませんでした。」

「これを書いたのは、万が一私に何か起きた時のため、娘だけが生き残ってしまい誰かに助けてもらう時のため、そして私たちが離れ離れになり娘が迷子になった時のためです。」

「クレイジーでしょうけど、当時の私は『娘の背中にタトゥーを入れたほうがいいのかもしれない』とそんなことまで考えていたのです。」

そして2枚目の写真は、サーシャさんがヴィラちゃんのジャケットのポケットに忍ばせたという小さな紙で、万が一を考えて同じような情報を記したという。

サーシャさんは「ああして情報を書いておくことで、もし私が死んでも『娘がいったい誰なのか、家族はいたのか』などが分かるでしょう。それにもしかしたら、知人が娘を世話してくれるかもしれません。ただ私があれを書いた時は恐怖で手が震え、かなり酷い文字になってしまいました」と語り、こう続けた。

「21世紀にこんなことが起きるなんて、本当に信じ難く恐ろしいことです。私の人生の中で最も大切な娘と戦争で離れ離れになるなんて、想像もできません。」

「幸いなことに私たち親子は、たくさんの人に助けられ南フランスに避難しています。でもキーウには私が必要としていた全てのものがありました。美しく、平和な人生です。」

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