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【海外発!Breaking News】ホエールウォッチング中にクジラと衝突 観光客が船外に投げ出される(メキシコ)<動画あり>

TechinsightJapan / 2022年5月4日 4時0分

【海外発!Breaking News】ホエールウォッチング中にクジラと衝突 観光客が船外に投げ出される(メキシコ)<動画あり>

先月22日、メキシコの沖合でホエールウォッチング中だった小型ボートがクジラに衝突し、観光客が船外に投げ出される事故が発生した。この事故で6人がケガをし、そのうち1人は重傷を負っているという。事故の瞬間を捉えた映像を『Metro』などが公開し、詳細を伝えている。

事故に遭ったのは、ホエールウォッチングのためにメキシコのバハ・カリフォルニア・スル州ラパス市の沖合を進んでいた小型のボートだ。事故の瞬間を捉えた映像には、観光客を乗せたボートが大きく海面から飛び上がる様子が映っている。周囲には岩のような障害物は見当たらず、このボートの真下にいたクジラに衝突してしまったとみられている。

映像では、ボートが斜め45度に傾きながら海面から跳ね上がった直後、数人の観光客がボートから投げ出される様子が確認できる。この事故で乗船していた子供3人が軽傷を負い、大人2人が入院したと公表され、またケガをしたもう1人は海軍によって治療のため診療所に運ばれたそうだ。なお大人のうち1人は重傷とも報道されている。

事故が発生した海域は世界有数のホエールウォッチングの人気スポットであり、1月から4月にかけて多くの種類のクジラを観察することができるという。ホエールウォッチングにおいては「クジラやシャチなどの海洋生物と一定の距離を保たなければならない」というルールが定められており、市民保護局のベンジャミン・ガルシアさん(Benjamin Garcia)は「ボートの操縦者はクジラが海中から近づいてきたことに気付いていなかったのでは」と推測している。

一方で同州の民間防衛機関は「ボートはかなり速いスピードで移動していた」と公表しており、クジラのすぐそばをこのようなスピードで移動していたことに疑問の声もあがっている。事故の詳細については現在、関係機関が調査中とのことだ。

オーストラリア海洋哺乳類センター(Australian Marine Mammal Centre)によると、今回のようなボートとクジラの衝突事故は“シップストライク(ship strikes)”と呼ばれており、近年は増加傾向にあるという。

同センターは「同地域のクジラの個体数が増えていることに加え、クルーズ船や海上運送、石油やガス探索などの産業の成長により接触事故が増えています。またプレジャーボート(海洋レジャーに使われる小型の船や水上オートバイなどの総称)の使用の拡大もシップストライクの増加の一因となっています」とコメントしており、衝突事故によるクジラの個体数や人間の生命・財産への影響を懸念している。

穏やかなイメージの強いクジラだが、過去にもホエールウォッチング中に女性2人がカヤックごとクジラの口の中に飲み込まれそうになる衝撃映像が捉えられ、話題を呼んでいた。



画像は『Metro 2022年4月25日付「Tourists flung into the air after their boat hits a whale」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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