【海外発!Breaking News】鼻にできたニキビ跡の炎症が皮膚がんに 「自分の顔を見るのが嫌だった」女性がSNSにあえて投稿する理由(米)
TechinsightJapan / 2022年6月6日 5時0分
アウトドアが好きで人生の大半を屋外で過ごしてきたというアメリカ在住の女性は今から2年前、鼻にできた皮膚がんの切除手術を受けた。数年前からあったニキビ跡が炎症を起こし、周りの皮膚が剥がれはじめたことをきっかけに医師の診察を受けたところ、基底細胞がんであることが判明したという。手術直後は鏡を見るのが嫌だったそうだが、時が経ち「見た目の美しさだけがすべてではない」と思えるようになったと心境の変化を語っている。『The Sun』『The Mirror』などが伝えた。
米ユタ州ソルトレイクシティに暮らすメリッサ・ファイフさん(Melissa Fife、40)は今から2年前、鼻にできた皮膚がんの切除手術を受けた。
2020年のはじめ、ニキビの跡が炎症を起こし周りの皮膚が剥がれはじめたことに気がついたメリッサさんは形成外科医に相談したところ、すぐに皮膚科を受診するよう勧められたという。
メリッサさんは当時の状況をこのように振り返った。
「数年前から鼻に小さなニキビ跡があったのですが、2020年のはじめから炎症を起こすようになったんです。皮膚が剥がれてかさぶたになって…それを繰り返すうちに傷はどんどん大きくなって変形して。見た目が悪く恥ずかしかったので形成外科医に相談することにしました。20秒ほど傷を見た医師から『皮膚がんだと思う』と言われて、すぐに皮膚科で生体検査を受けるよう勧められました。」
そして詳しい検査の結果、鼻の傷は皮膚がんの中でも最も発生数の多い基底細胞がんであることが判明した。
その後、がん組織を切除する手術を受けたメリッサさんだが、それは医師が想像した以上に深く浸潤しており、すべて取り除くには数回にわたる手術が必要だった。
「切り取った皮膚をその場で顕微鏡で観察しながら全てのがん細胞を切除するモース手術を受けたのですが、予想よりもがんが広がっていたため4回にわたって手術を受ける必要があると言われました。その結果、鼻には大きな傷ができてしまって…。次の手術日まで自分で包帯を交換しなければならなかったのですが、傷を直視するのはあまりに辛くて何度も泣きました。ありがたいことに、私がそれを見なくてすむよう家族が包帯の交換を手伝ってくれたので本当に助かりました。」
そのように明かすメリッサさんだったが、自分がどのような経験をしてどうやって回復していくのかを理解するためにも傷の状態を見る必要があると思い、最後の手術が終わった後に勇気を出して確認した。
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