【海外発!Breaking News】南アフリカ人に母国語の一般常識テストを行うライアンエアー、不正解で搭乗拒否
TechinsightJapan / 2022年6月8日 5時0分
イギリス人夫の配偶者ビザでイギリスに2年住んでいるキャサリン・ブロンズさん(Catherine Bronze)の場合は、11歳の息子とともにアイルランドにいる娘を訪ねていたが、5月22日にイギリスに戻るためアイルランド・ウエスト・ノック空港にて搭乗手続きをしようとしたところ、アフリカーンス語のテストを渡された。アフリカーンス語が流暢でないブロンズさんは英語の用紙を求めたが、職員に「頑張って」とだけ言われたそうだ。しかしテストは全問不正解だったようで、2人とも搭乗拒否されてしまった。パスポートが有効であり、生体認証付きの滞在許可証も見せたが職員は相手にせず、結局娘のもとに戻る手配をした。翌日にブロンズさんの夫がダブリンに飛び、2人を連れ戻してくれたが、「アフリカーンス語の質問に答えるだけで、なぜパスポートの不正を証明できるのか」とブロンズさんの怒りは収まらない。ブロンズさんもライアンエアーに連絡し、搭乗拒否された便の払い戻しを確認しようとしたがいまだ返答はないとのことだ。
ライアンエアーは『News24』の取材に対し、1999年英国移民亡命法第40条に基づき「乗客が正しい渡航書類で目的地に移動することを保証する責任がある」と述べた。さらに「南アフリカの偽造パスポートを利用する乗客が増加しているため、この国のパスポート所持者で当社の代理店が安全上問題があると認められる場合、追加の安全対策として簡単なアンケートに答えるよう乗客に求めることがあります」と答えている。
しかしイギリス高等弁務官事務所のイザベル・ポトヒッター報道官(Isabel Potgieter)は「このテストは英国政府が要求するものではない」と話しており、また在南アフリカ・アイルランド大使館のティム・レイリー公使(Tim Reilly)も「このテストはアイルランド政府による入国要件ではない」と語った。なお今回の件について、南アフリカ国際関係・協力省は調査を開始したという。
画像は『Gundo Mawela 2022年6月3日付Twitter「I see @Ryanair is happy to profile people entering Ireland racially to see if they are really South African.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)
-
- 1
- 2
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ジュリア・ロバーツ、蘇る30年前のトンデモ黒歴史 希望する男優と共演できないとなると…
東洋経済オンライン / 2024年5月3日 11時20分
-
ヤバい!空港で「紙の搭乗券」飛行機に乗る前に紛失…一体どうすれば? その攻略法
乗りものニュース / 2024年5月1日 16時12分
-
機内の迷惑行為がSNSで「大炎上」した米女性、大胆露出で「セクシー系右派インフルエンサー」デビュー
ニューズウィーク日本版 / 2024年4月28日 7時0分
-
彬子女王殿下が、ロンドン郊外の空港のチェックインで「さんざん待たされた」特別な理由とは?
PHPオンライン衆知 / 2024年4月22日 11時50分
-
[社説]電動車椅子の搭乗拒否 合理的配慮 浸透させよ
沖縄タイムス+プラス / 2024年4月18日 5時0分
ランキング
-
1習近平氏が5日から5年ぶりに訪欧、米国の対中圧力に対抗 欧州の足並み乱す狙いも
産経ニュース / 2024年5月4日 19時48分
-
2最大の脅威は「ウクライナ戦争ではなく中国」 トランプ陣営のシンクタンクが提言書出版へ
産経ニュース / 2024年5月4日 17時39分
-
3ガザ休戦、詰めの駆け引き ハマス、カイロで交渉開始
共同通信 / 2024年5月5日 0時12分
-
4ゼレンスキー氏ら指名手配 ロシア内務省
共同通信 / 2024年5月5日 0時51分
-
5台湾地震1か月、花蓮の観光客激減・夜市は閑散と…「惨たんたる状況だ」
読売新聞 / 2024年5月4日 18時34分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください