【海外発!Breaking News】家に迷い込んだ野生のキツネを保護した女優、賛否両論のなか共に暮らしていく覚悟を決める(英)<動画あり>
TechinsightJapan / 2022年6月12日 5時0分
ロンドンに住む女優の家に、野生のキツネが迷い込んできた。エサやベッドが与えられ、キツネは毎日姿を見せるようになる。人の手から直接エサを食べる様子や小さなベッドでゆっくりと眠る姿がSNSで公開され、野生のキツネが人に懐くのは珍しいと人気を集めている。
イギリス人のルイーザ・コノリー・バーナムさん(Louisa Connolly-Burnham、29)はロンドンに住んでいる。1年ほど前、彼女の家に痩せこけた野生のキツネが迷いこんできた。
「私はその日、キッチンにお茶を淹れにいったの。そしたらそこにあの子が座ってこっちを見つめていたのよ。本当に死ぬほど怖かったわ。」
最初は驚いたルイーザさんだったが、キツネがまだ幼く痩せ細っていたのを見て鶏肉と水を与えた。以来家に毎日のようにやってくるようになったという。
そんなルイーザさんは女優でいくつもの出演作があり、2020年には監督デビューもしている。
ルイーザさんが保護し“フィル(Phil)”と名付けた野生のキツネの姿は、彼女のTikTokやInstagramに多数投稿されている。自分用の小さなベッドに丸くなって眠るフィルの姿には、ユーザーから「なんてかわいいの」「にっこり笑っているね」「ベッドをありがとうって言っているみたいだわ」といった声が届いている。
フィルの警戒心を解くためルイーザさんは常に床に座って目線を低くし、優しく語り掛け、ゆっくりとした動きで接した。そのようなことを続けて、今ではフィルに手渡しでエサを与えられるまでになった。その関係に人々は「フィルは(ルイーザさんを)信頼しきってるね」「キツネとの絆が素晴らしい」「エサのもらい方、うちの犬よりおりこうさんだよ」と驚いているようだ。
しかし一方で野生のキツネはエキノコックスという寄生虫に感染している場合があるため、飼育には向いていない。このエキノコックスは動物だけでなく人にも感染し、発症すると治療をしなければ命に関わる危険性がある。ルイーザさんとフィルの関係について「野生動物はそのままにしておくべきだ」「キツネは害獣なんだよ」といった批判的な意見も少なくないのは、そういった背景があるからだ。
また動物愛護精神がとても高いイギリスでは、全土に多くの動物愛護・保護団体がある。これらの団体では、野生動物の餌付けや飼育をしないようホームページなどで警告している。ただし何らかの理由で保護された後、人慣れしすぎて野生にかえせないと判断された個体がそのまま人間と生活することもあるという。
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