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【海外発!Breaking News】病院に向かう途中の車内で出産した女性、通勤途中の消防隊員に助けられる(マレーシア)

TechinsightJapan / 2022年6月13日 6時0分

【海外発!Breaking News】病院に向かう途中の車内で出産した女性、通勤途中の消防隊員に助けられる(マレーシア)

今月1日、マレーシア在住のある母親が病院に向かう車の中で第4子となる男児を出産した。予定日は2週間以上先だったという母親は、突然の陣痛を感じてすぐに夫の運転する車で病院に向かったが、渋滞のため立ち往生した。そんな中、偶然にも通勤途中で近くを通った消防隊員が夫妻のもとに駆けつけ出産を手伝ったという。母子共に健康状態は良好で、母親は「消防署のみなさんをはじめ、私たちを助けに来てくれたすべての人に感謝します」と述べている。『New Straits Times』『The Star』が伝えた。

マレーシアのサバ州コタキナバルに暮らすラヒマ・アラさん(Rahima Ara、39)は6月1日、病院に向かう途中の車内で第4子となる男児を出産した。

その日、シャワーを浴びていると突然お腹の痛みを感じたラヒマさんは、夫が運転する車で公立病院「Hospital Wanita Dan Kanak-Kanak Sabah」に向かっていたところだった。

ラヒマさんは当日の様子をこう振り返っている。

「出産前日に病院から電話があって、逆子だった赤ちゃんの位置を修正するために来院するように言われていました。そして翌日、シャワーを浴びていたら突然お腹が痛くなったんです。これは陣痛だと思い、すぐに夫と一緒に病院に向かいましたが渋滞していて。夫は道を開けてもらえるようクラクションを鳴らしながら運転し、多くの人が協力してくれたのですが間に合わず、車の中で息子を出産することになりました。」

出産予定日は6月18日だったというラヒマさん。そんな彼女の突然の出産を助けたのは、たまたま近くを通りかかったサバ州消防局のファルハン・スフィヤン・ボルハン副局長(Farhan Sufyan Borhan)だった。

ファルハン副局長は当時について「現場から500メートルほど離れた職場に向かう途中でしたが、緊急事態を知ってラヒマさん夫妻のもとに駆けつけました。そして彼女を落ち着かせ、車内で誕生した赤ちゃんのへその緒を縛り、救急隊の到着を待ちました」と明かした。

その後、救急隊による応急処置を受けたのち母子は病院に搬送された。健康状態は良好で無事に退院したラヒマさんは、地元メディアに対し「消防署のみなさんをはじめ、私たちを助けに来てくれたすべての人に感謝します」とコメントした。

ファルハン副局長は6月3日、ラヒマさんと生まれたばかりの赤ちゃんの自宅を訪れて2人を祝福し、次のように述べた。

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