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【海外発!Breaking News】米大学社交クラブの闇 飲酒を強要された新入生が脳に障がい、家族が映像公開<動画あり>

TechinsightJapan / 2022年6月12日 4時3分

【海外発!Breaking News】米大学社交クラブの闇 飲酒を強要された新入生が脳に障がい、家族が映像公開<動画あり>

米ミズーリ大学(University of Missouri)の男子学生社交クラブ(フラタニティー)会館で昨年10月、当時18歳の男子学生が大量に酒を飲まされて放置され、脳に損傷を負った。このほど家族が「社交クラブへの入会儀式と称し、いじめやしごきである“ヘイジング(hazing)”が行われた」と上級生2名を相手に訴訟を起こし、波紋が広がっている。今月9日に初めて公開された衝撃的な監視カメラの映像とともに『Good Morning America』などが伝えた。

米ミズーリ大学の学生だったダニー・サントゥーリさん(Danny Santulli、19)は昨年10月19日、同大学の男子学生社交クラブ(フラタニティー)の入会儀式「Pledge Dad Reveal Night」に参加した。クラブの新入りの通過儀式でもあるイベントがスタートしたのは午後9時過ぎで、集まったメンバーはすぐさま浴びるように酒を飲まされたという。

このほど公開された当時の監視カメラの映像には、上半身裸のダニーさんら新入生が目隠しをされて2階から降りてくる姿や新入生の手にビール瓶がガムテープで巻かれた姿などが映っており、なんとも異様である。

そんな中でダニーさんは「1.75リットルのウォッカのボトルを儀式が終わるまでに飲むように」と命令されたそうで、動画ではダニーさんがウォッカを半分ほど飲むとチューブを口に突っ込まれ、大口のじょうごからビールを注がれる姿も確認できる。

そして午後11時少し前、ダニーさんはバランスを崩して後ろにひっくり返ってしまい、メンバー数人に抱えられると隣の部屋のソファーに放り投げられた。

それから約1時間半後、翌20日午前0時半前にはソファーから体が落ちているが、立つことはできない。さらに15分が過ぎるとやっとメンバーの1人が事の深刻さに気付いてパニックに陥り、ダニーさんはメンバーが運転する車で病院に運ばれた。

しかしダニーさんは心停止を起こして呼吸が止まっており、医師による心肺蘇生で再び心臓は動き出したが脳に障がいが残った。血中アルコール濃度は当時、昏睡期にあたる0.468%で法定飲酒許容量の6倍に達していた。



ダニーさんはそれ以来、数か月をリハビリ施設で過ごし、現在はフルタイムの仕事を辞めた母親が自宅でつきっきりで介護している。体が麻痺し、話すことも立つこともできず、視力を完全に失ってコミュニケーションは取れないという。

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