【海外発！Breaking News】少女が学校で描いた虐待の絵、教師が異常に気付き45歳男逮捕（ブラジル）

ブラジルのゴイアス州で今月6日、45歳の男（名前は明らかにされず）が児童への性的虐待容疑で逮捕された。男の関与が浮上したのは学校で少女が描いた1枚の絵で、教師が異常に気付いたという。『G1』などが伝えている。

ゴイアス州南部イトゥンビアラにある学校で先月18日、生徒たちに「幼い子供やティーンエイジャーに対する虐待について関心をもとう」という課題が与えられ、それぞれが「虐待とはどんなこと？」をテーマに絵を描いた。

その後、出来上がった絵を集めていた教師はその中に「普通とは明らかに違う」1枚の絵に気付き、描いた少女を呼び出して事情を聴いた。そこに描かれていたのは、母親が寝ている間に少女の部屋に侵入してくる男で、少女は男から性的暴行を受けていたことが明らかになった。

こうして教師は事の重大さを考慮してすぐに地区児童の管理を行う評議会（Guardianship Council）に連絡、市民警察が捜査を開始した。

そして絵が描かれてから2週間半が経過した今月6日、市民警察は児童への性的虐待の容疑で45歳の男の身柄を拘束した。

この事件を受け、市民警察のスポークスマンのアンダーソン・ ペラージョ氏（Anderson Pelagio）は少女がすでに医師の診察を受けたことを明かしたが、未成年のため年齢や名前などについては公表を控えている。ただ『The Sun』は「少女は12歳で、警察の調べは現在も継続中である」と報じた。

ちなみに2018年1月には香港で、両親から虐待を受けていた5歳女児が死亡した。女児は虐待を示唆する絵を幼稚園で描いており、「防ぐことができたはず」と怒りの声があがっていた。

画像は『G1　2022年6月6日付「Homem é preso suspeito de estuprar criança após menina entregar desenho para professora relatando abuso, em Itumbiara」（Foto: Reprodução/TV Anhanguera）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　A.C.）