【海外発!Breaking News】毎食マクドナルドを14年続けて体重216キロになった男性、死を恐れ127キロ減量(豪)
TechinsightJapan / 2022年6月19日 23時32分
14年間、マクドナルドの商品を食べ続けて体重216キロになった31歳の男性が、減量手術をきっかけに人生を取り戻した。その男性が「自分の経験を通し、同じように肥満で苦しむ人々をインスパイアできれば」と肥満になったきっかけやその後の葛藤、手術後の自分などについて語った。『The Mirror』などが伝えている。
オーストラリアに住むダミアン・バーゴインさん(Damian Burgoyne、31)は14歳から28歳までの14年間、朝、昼、晩とマクドナルドの商品で過ごしてきた。その間、バーガーやフレンチフライに費やしたのは約2400万円(145000ポンド)で1週間あたりにすると約33000円(約200ポンド)、体重は最大で約216キロ(34ストーン)に達し、自分でシャワーを浴びることや衣服の着脱、車から降りることもできなくなった。
シングルマザーに育てられたダミアンさんがマクドナルドにはまったきっかけは14歳の時に始めたアルバイトで、仕事で稼いだお金を食につぎ込むようになった。
「当時は、自炊するよりもマクドナルドの商品をテイクアウトしたほうがずっと安上がりのような気がしてね。マックの食事を食べ続けたよ。」
ダミアンさんはきょうだい5人と同じ食事をしてもいつも1人だけ太っていたそうで、家で食事をしなくなると次第に体重のコントロールができなくなり、酷いあだ名をつけられていじめを受けるようになった。
「人に嫌なことを言われて心の中では傷ついていたけど表向きは笑ってごまかし、全く気にならない素振りをしていた。そして心の傷を埋めるためにさらに食べるという悪循環に陥っていった」とダミアンさんは明かしており、このように続けた。
「実は当時、好きな子がいてね。告白すると彼女に『ああ、ダミアン。あなたは優しいけど太った男の子に興味はないの』と言われてしまった。その瞬間、『肥満は私にとって大問題だ』と気付いたんだ。」
ただ「このままではいけない」と思いながらも、自分自身を嫌って外出しなくなり、背中に痛みを感じるようになったというダミアンさん。次第に立っていることがつらくなり、24時間中23時間をベッドで過ごすようになった。起き上がるのはトイレに行く時と冷蔵庫を開ける時だけで、仕事もせずに支払いも滞ったが、マクドナルドの商品だけは食べ続けた。
ダミアンさんは当時のことをこのように振り返っている。
「チーズを追加したダブルクォーターパウンダーにチョコのミルクシェーキ、ダブルチーズバーガー2つ、6個入りのナゲット、そんな食事をしていたよ。テレビを一日中見て『あんなふうに生きたい』と夢見るだけで、現実は216キロの体重を持て余し、死ぬのを待っていたんだよね。そして次第に呼吸が上手くできなくなり、夜中に息苦しくなって目覚めると『いっそこのまま死んでしまったほうが良かった』なんて思っていた。」
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