【海外発!Breaking News】20匹のネコ、亡くなったブリーダーを食べて2週間を生き延びる(露)
TechinsightJapan / 2022年6月20日 4時1分
ロシア南部ロストフ州のアパートで、大型のネコとして知られるメインクーンのブリーダーだった女性が遺体で発見された。女性は約2週間前に死亡しており、残された20匹のネコたちは生きるために究極の選択を迫られた。『The Mirror』などが伝えている。
露ロストフ州バタイスクのアパートで最近、メインクーンのブリーダーだった女性が亡くなっているのが発見された。会社に姿を見せず、連絡がつかなくなった女性を心配した雇用者が警察に通報したことがきっかけで、遺体の上半身は飼育していたネコ20匹に噛みちぎられていた。
メインクーンは賢く飼育しやすいネコとして知られ、性格が優しいことから「穏やかな巨人(ジェントル・ジャイアント)」とも呼ばれている。そんなネコが飼い主の遺体を食べざるを得なかったことについて、保護活動に携わった動物愛護運動家の女性は「ネコは極限の状態に置かれていた」と説明し、こう述べた。
「当時アパートには餌や水がなく、20匹のネコたちは自分たちだけで2週間を過ごさなければなりませんでした。もしそんな状況に置かれたら、ネコたちはそこにあるものを食べるしかないでしょう。そう考えるとネコの行動も理解できるというものです。」
「実は亡くなった女性は、純血種のメインクーンをネットの無料広告を利用して安価で販売していましたが、近親交配を繰り返して繁殖させ、予防接種もしていませんでした。」
「幸いなことにネコは20匹全てが生き残り、状態の良いネコは通常のメインクーンの相場が約11万7千円(5万ルーブル)のところ、約2350~4700円(1000~2000ルーブル)で新しい飼い主のもとに売られました。しかし5匹は体重が極端に減って健康状態が悪いため、レスキュー団体のボランティアが引き取り、現在治療のための寄付を呼びかけています。」
なおこのニュースには「穏やかなネコがこんな状態に追い込まれるなんて、可哀そう。でももし自分が死んで飼い猫が同じ状況に陥ったら、私はネコを責めることはしない」「いずれにしてもネコにとっての飼育環境は決して良くなかったのでは? ネコたちの今後の人生が良いものでありますように」「違法のブリーダーは処罰されるべき」「これは悲劇だね」「こんな最期になるとは、ブリーダーの女性も想像すらできなかっただろうね」といったコメントがあがっている。
画像は『The Mirror 2022年6月17日付「Woman EATEN by 20 giant cats after collapsing at home as police discover grisly scene」(Image: @kotocafe_kotedzh/Newsflash)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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