【海外発!Breaking News】ナイフを持ったサルが1週間も街を徘徊 人々を脅すような仕草に「クレイジーだ」(ブラジル)<動画あり>
TechinsightJapan / 2022年6月30日 21時0分
1匹のサルが等身大のナイフを持ち、ブラジルの街を歩き回る動画がネット上で拡散された。動画の中でサルは両手でナイフを持ち、建物の壁で刃を研ぐような素振りを見せたりしている。このサルは1週間が経過してから動物保護団体によって捕獲されたと報道されており、ネット上からは「冗談みたいなニュースだ」といった驚きの声があがった。『Metro』などが伝えた。
物騒なサルが現れたのは、近くに大きな国立公園があるブラジル北東部ピアウイ州クーラント市だ。地元住民によって撮影された動画にはショッピングセンターのバルコニー部分に居座るサルの姿が映っており、自分の体とほぼ同じ大きさのナイフを手にしていた。両手で抱えるようにしてナイフを持ったサルは、建物の壁を使って刃を研ぐような素振りを見せている。頭上にナイフを掲げるような仕草も見られ、人々を脅しているかのようにも感じられる。
動画を撮影したアレッサンドロ・グェルラさん(Alessandro Guerra)によると、撮影時にはこのサルがナイフを手にしてからすでに1週間が経過していたと言い、「建物の屋根が傷ついたりと散々な目に遭っていますよ。被害に遭っている人々はドアや窓を開けっ放しにしておくことができないので困っています」と明かした。一方で被害に遭っていない人々はこの状況を面白がっているようで、ネット上では面白画像として出回っていた。
1週間も騒ぎになっていれば警察や野生動物の専門団体などが動き出していてもおかしくはない。同市の環境部門はこの問題を把握していたが、サルを捕獲するための手段が整っていないため「動くに動けない」と述べていた。環境警察の分遣隊にも応援を要請したが、一番近くにある分遣隊が403マイル(約648キロ)離れた場所にありすぐに駆け付けることができない状況だった。
アレッサンドロさんは「サルの行動は読めないですし、より深刻な事態に発展することを避ける必要がある」と話し、心配した地元の人々と共にブラジル環境省の下部機関である「ブラジル環境・再生可能天然資源院(Brazilian Institute of Environment and Renewable Natural Resources、IBAMA)」に連絡して対応を求め、同機関は調査を開始する旨を公表した。
そして後日、動物愛護団体が同地域を訪れサルの捕獲に成功したというニュースが報道された。このサルは同州テレジーナ市にある「ブラジル環境・水資源研究所(Brazilian Institute for the Environment and Water Resources)」の動物リハビリセンターにて保護される予定となっており、獣医は「サルは野生に戻すためにリハビリを受ける予定です」と語っている。
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