【海外発!Breaking News】病床の父に注射筒で最期のラム酒、娘の「美味しい?」に父は頷く(豪)<動画あり>
TechinsightJapan / 2022年7月6日 23時30分
もし死期が近いとしたら、最期には何がしたいだろう。飲みたくても飲めなかったお酒を飲みたいという人もいれば、タバコを吸いたい、あるいは大好きなアイスクリームを食べたいという人もいるだろう。オーストラリア在住のある女性は、病床の父に注射筒(シリンジ)を使ってラム酒を振舞ったという。『LADbible』などが伝えた。
オーストラリア在住のペネロープ・アンさんが先月30日、TikTokに投稿した父との最期のひと時を捉えた動画が拡散している。
動画は入院中の父が飲みたがっていたラム酒をペネロープさんが注射筒で口に含ませるもので、「父さんの魂が天に召される前の最期の飲酒よ。私たちが再びあなたに会える日まで…。父さん。大好きだよ」と言葉が添えられている。
ベッドのそばにはペネロープさんの母が座っており、カメラの前にいるペネロープさんはオーストラリア人に愛されているラム酒「バンダバーグ・ラム」と注射筒を見せると、「父との別れの準備をしてきたの。父にちょっとだけラム酒&コカ・コーラを味わってもらうわ」と説明した。
そしてペネロープさんが注射筒で缶に入ったラム酒を吸い取っている間、母は横向きに寝ている自身の夫に「ラムを持ってきたわよ。これから注射筒に入れたものを口に含ませるからね」と語りかけている。
ペネロープさんはその後、父のそばにやって来てラム酒を与え「美味しいでしょう?」と2度質問、これに父はしっかり頷いてみせた。
そんな父にペネロープさんは「もちろん、そうよね!」とカメラに笑顔を見せており、この動画には次のようなコメントが寄せられた。
「私は緩和ケアの看護師だけど、これは最高のケアよ。」
「私も同じ職場で働く看護師。これは特別な瞬間! お父さんはきっとあなたに感謝しているわよ!」
「私も看護師。最期の願いを叶えるために、見て見ぬ振りをしたことは何度もあるわ。」
「糖尿病で入院していた患者は最期にチョコを食べたがってね。亡くなる前にほんの少しだけ口にしたの。喜んでいたと思う。」
「スコットランド出身の母がホスピスにいた時は、ストローでスコッチ・ウイスキーを飲んだわ。そうしてみんなで乾杯したのよ。」
「この動画を4度も見たよ。自分の父にもこうしてあげたかったな。」
「悲しい別れの動画は何度も見たけど、これは素敵だね。」
「私の父が亡くなった時はビートルズの曲をかけたんだ。ほとんど意識はなかったけど、大好きな曲が流れたら片足でタップを踏んでいたよ。あの時の姿は生涯忘れないね。」
「私の友達の父は20年間断酒をしていたの。でも亡くなる前に家族がビールを持ち込んで最期の一口を味わっていた。」
「私の祖母は亡くなる数時間前、『ビールを飲みたい』と言っていた。でもダメだと言われて叶わなかった。」
「私の父は51歳で健康には何の問題もなかったのに、先週心臓発作を起こして2時間後には逝ってしまった。残念で仕方ない。」
「これは美しいと思う。涙が止まらないよ。どうか安らかに!」
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