【海外発!Breaking News】「逃げられない」と悟った子鹿、ヒョウに頭突き(南ア)<動画あり>
TechinsightJapan / 2022年7月20日 6時0分
南アフリカのクルーガー国立公園で2019年、ヒョウと子鹿という非常に珍しいペアが一緒にいる様子が捉えられた。当時の動画は今月に『Latest Sightings』で取り上げられて注目を浴びている。
南アフリカを代表する野生動物保護区「クルーガー国立公園」の中にある「ロイヤル・マレワーネ(Royal Malewane)」は、ラグジュアリーなロッジと豊富なアクティビティで人気がある。
そんな施設で2019年、サファリツアーのガイドとして働いていたアンドレ・フーリエさん(Andre Fourie)はある日の午後、ロイヤル・マレワーネの理事兼ガイドであるジュアン・ピントーさん(Juan Pinto)から、「近くにヒョウの足跡があった。追っていくとオスのヒョウ“モンゾー(Mondzo)”を見つけた」という連絡を受け、早速ゲストを連れて現地に向かった。
アンドレさんは当時のことをこのように振り返る。
「一帯はかなりの量の雨が降ったばかりで、モンゾーは自分の縄張りを念入りにチェックしていました。ただとても動きが速く、私たちはモンゾーを見失ってしまったのです。そこでもう1人応援を呼んだところ、そのガイドがモンゾーを見つけ出してくれました。私たちが駆けつけると、ちょうどモンゾーは茂みに隠れていた子鹿の“ニアラ(nyala)”を追い立てているところでした。」
「本能というものでしょうね。ニアラはすぐに走り出しましたが、ヒョウから逃げ切ることなどできるはずがありません。モンゾーはそんなニアラをもてあそぶかのように、後をついて回ったのです。」
「一方のニアラは、自分が逃げきれないことを知ってか、しばらくするとくるりと振り向いてモンゾーに近づいて行きました。それはまるで付添人に安らぎを求めるかのようでもありましたが、長くは続きませんでした。」
「ニアラは相手が捕食者であることを悟ったのか突如、攻撃モードに入り、モンゾーに近づいて頭突きを始めたのです。モンゾーは夕食に備えて毛づくろいをしていましたが、ニアラの頭突きは何度も続きました。」
ちなみに当時の動画では、モンゾーと顔を突き合わせるように立つニアラが頭突きをすると、小さな体がヒョウのお腹の下にすっぽりと収まってしまうのが見て取れる。モンゾーは全く痛手を負っていないばかりか、かなりの余裕で構えており、アンドレさんは「ヒョウは相手を仕留めるという本能が消えてしまったかのようでした」と回想する。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
ゾウ6頭、南ア国立公園から脱走 戻す試みを住民が妨害
AFPBB News / 2024年9月5日 17時20分
-
「服は生地からできている」というコンセプトのもと服作りを行うmù_が、実験的な試みとしてmù_lab.を始動!!
PR TIMES / 2024年8月29日 18時15分
-
ユキヒョウが住むカシミール ヒマラヤの紛争地でたくましく生きる野生に保護の手 世界行動学
産経ニュース / 2024年8月28日 7時0分
-
みんな信じた?『プロレススーパースター列伝』の大胆過ぎる「ファンタジー」
マグミクス / 2024年8月18日 20時45分
-
【海外発!Breaking News】瞳がエメラルド&ゴールドのヒョウ インドで撮影した写真家「母なる自然の驚異」
TechinsightJapan / 2024年8月14日 10時25分
ランキング
-
1「日台関係は数十年来で最良」台湾の李逸洋新駐日代表が着任 「関係推進に全力」と抱負
産経ニュース / 2024年9月9日 18時31分
-
2現職首長が全勝=ウクライナ国境クルスク州も―ロシア地方選
時事通信 / 2024年9月9日 15時8分
-
3焼損の冷却塔、解体視野=ウクライナ原発―IAEAトップ
時事通信 / 2024年9月9日 20時41分
-
4経済制裁続くも“好景気”消費欲に沸くロシア 賃金アップで高級和食や高級車が人気
日テレNEWS NNN / 2024年9月9日 19時43分
-
5イスラエルがシリア空爆、少なくとも14人死亡 報道
AFPBB News / 2024年9月9日 20時12分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください