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【海外発!Breaking News】雪崩が目の前に迫る瞬間まで撮影を続けた男性「生きていたのは幸運だった」(キルギス)<動画あり>

TechinsightJapan / 2022年7月18日 23時30分

【海外発!Breaking News】雪崩が目の前に迫る瞬間まで撮影を続けた男性「生きていたのは幸運だった」(キルギス)<動画あり>

イギリス出身の27歳の男性が今月9日、Instagramに投稿した1本の動画が注目を集めている。男性はキルギスの天山山脈を登るツアーに参加したところ雪崩に遭い、猛烈な勢いの雪が目の前に迫る瞬間まで撮影を続けたのだった。『This Morning』などが伝えている。

ハリー・シミンさん(Harry Shimmin、27)は今月初め、キルギスの天山山脈を登る10日間のガイド付きツアーに英国人9人、米国人1人のグループで参加、トレッキングが可能な最も高い地点まで到達すると1人で写真を撮り始めた。

「その日はトレッキング7日目でね。他のメンバーよりも先に目的地に着いたから、グループから離れて高い崖の上で谷の写真を撮っていたんだ。すると後ろで氷が割れる音が聞こえて。それで動画を撮り始めたのさ」と当時を振り返るハリーさん。実はすぐそばに雪崩から身を隠すことができる岩陰があったことから、雪崩が目の前に迫る瞬間までカメラを回し続けたという。

動画は雪が勢いをつけて茶色の山肌を滑り落ちてくる様子を捉えており、まるで大波が打ち寄せてくるような迫力がある。雪が目の前まで迫ると、ハリーさんは「おお、神様(Oh、God)、親愛なる神よ(Dear、God)」と思わず声に出しており、その後カメラを構えていた場所からジャンプして岩陰に隠れた。

ハリーさんは当時のことをこのように語っている。

「最初はまさか雪崩が自分に向かってくるとは思わなかった。ただすぐに岩陰に隠れたほうが安全だということも、自分が危険を冒して撮影を続けているのも認識していたよ。」

「自分は冷静でいたし、怖いとは思わなかった。それよりも『これは一生に一度のチャンス。撮らない手はない』という気持ちが強かったね。」

「ただ雪が迫ってくると辺りは一気に暗くなり、呼吸が苦しくなった。怖くて体が震え、もしかしたら死んでしまうかもしれないと思ったよ。岩の中はまるで猛吹雪が来たようだったからね。」

幸いなことにハリーさんを襲った雪崩はパウダースノーで、雪の中に埋まってしまうことも怪我をすることもなかったという。またハリーさんの後方にいたグループも、2人が脚を切るなどの怪我をしたものの命に別状はなかったそうだ。

なおハリーさんには「なぜ逃げなかったの?」という質問が相次いだそうで、本人は「映像では分からないけど、自分が立っていたのは切り立った崖の上でね。後ろは絶壁で、逃げるとしたら雪崩に向かって行くしかなかった。ただそばにちょうどいい岩陰があったから、そこに隠れることにしたんだよ」と答えている。

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