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【海外発!Breaking News】予定日より16週早く海外旅行先で出産した女性、400万円超の寄付が集まり無事に帰国(英)

TechinsightJapan / 2022年7月25日 23時30分

【海外発!Breaking News】予定日より16週早く海外旅行先で出産した女性、400万円超の寄付が集まり無事に帰国(英)

6月29日、イギリス在住の女性が旅行先のキプロス共和国で女児を出産した。予定日より16週早い海外での出産だったため帰国手続きは難航し、女児は一日約14万円かかるNICU(新生児集中治療室)での治療を余儀なくされたという。両親は医療費を捻出するためクラウドファンディングサイトで寄付を募ったところ、約441万円の寄付金が集まった。そしてこのほど、女児の帰国がついに叶ったという。『Liverpool Echo』『The Mirror』などが伝えている。

英デボン州カロンプトン在住のべサニー・クレアセロさん(Bethany Cleathero、27)は6月29日、旅行先のキプロス共和国で第3子となるモリーちゃん(Molly)を出産した。

海外での急な出産だったため帰国手続きが難航し、しばらく現地で足止めされていた母子は今月19日、ようやくイギリスに帰国することができたという。

夫のヤンさん(Jan、29)はこれまでの経緯をこう振り返った。

「キプロスへの旅行最終日、出発直前になって妊娠7か月のベサニーの陣痛が始まりました。私たちが最初に駆け込んだ私立病院はあまりいい対応ではなく、その後別の病院へ向かいました。その時、赤ちゃんのへその緒が頭より下にある状態だと判明して、医師たちは少しでも長くお腹の中に留めておこうとしていました。妻はすでに2回帝王切開をしているにもかかわらず、その後経膣分娩をすることになって…。私は2人とも死んでしまうのではないかと呆然としてしまいました。」

ちなみにへその緒が胎児の頭より下にある状態で破水すると、胎児より先にへその緒が母体の外に出てしまうことがあるという。そうすると命綱であるへその緒が完全に圧迫され、胎児に酸素を供給できず致命的となることもあるそうだ。

なんとか無事に誕生したモリーちゃんだったが、予定日より16週早く体重750グラムで生まれたことから、そこから車で1時間ほど離れた別の病院に搬送された。

その後、ヤンさんは8歳と3歳の子供たちを連れて一旦イギリスの自宅へと戻ったが、ベサニーさんは現地に残り、毎日1時間の面会のためにモリーちゃんの入院先に通ったそうだ。

夫妻は帰国の準備を進めていたが、渡航に必要な書類がなかなか揃わなかったため、モリーちゃんは一日860ポンド(約14万2000円)かかるNICU(新生児集中治療室)で治療を受けることを余儀なくされたという。

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