【海外発!Breaking News】2つの頭を持つ珍しい子牛が誕生、長年の近親交配が原因か(ブラジル)<動画あり>
TechinsightJapan / 2022年7月26日 4時0分
ブラジルのバイーア州で今月18日、2つの頭を持つ子牛が誕生した。双頭の子牛が長生きするケースは珍しく、誕生3日後の21日に息絶えたという。『G1』などが伝えている。
バイーア州マカウーバスにある村で18日、牛のブリーダーのエリダン・オリヴェイラ・ソーサさん(Elidan Oliveira Sousa)のもとに頭を2つ持つ牛が誕生した。
エリダンさんは「非常に珍しいケースでね。12歳の娘は『あんな子牛は初めて見た』と言ってとても驚いていたよ」と語ると、このように続けた。
「母牛は出産後、かなり警戒していて。子牛にミルクを飲ませようと思ったけど、ピリピリした母牛が人を寄せ付けなかったんだ。おかげで子牛と過ごした時間は限られてしまったし、獣医が診に来るという日に子牛は死んでしまったよ。」
なお公開された動画では、2つの頭がある子牛は2つの耳を持ち、左右に1つずつ目があるものの、真ん中の目は共有しているように見え、脚は4本ある。左側の頭のほうが大きいようで、重い頭を支えるのがやっとのように立っている。
双頭で生まれた赤ちゃんは通常、死産か数日生きて亡くなるケースがほとんどで、この牛も誕生後4日間をまるまる生き延びたものの息絶えてしまったという。
専門家によると、牛の重複奇形は10万頭に1頭の割合で発生する稀なもので、奇形の理由として遺伝子の突然変異や染色体異常などによるものをあげている。ブラジルのジュイス・デ・フォラ国立大学の教授兼獣医であるジェファソン・フィゲイラ・アルシンド氏(Jefferson Filgueira Alcindo)は「近年は多くの世代にわたる近親交配で遺伝子が突然変異を起こし、奇形の発生頻度が高くなっている可能性が高い。同じ祖先から受け継いだ劣性遺伝子を両親が持ち、子に伝達される確率が上がるからだ」と述べており、ほかにも特定の駆虫薬の使用や有毒植物の摂取、感染症やミネラル欠乏症などの環境要因が奇形につながることを示唆した。
ちなみにロシア連邦のハカス共和国では昨年、2つの頭に豚のような体を持つ子牛が誕生していた。牛は人工授精によって繁殖されたもので、SNSで衝撃的な写真が拡散した。
画像は『G1 2022年7月21日付「Bezerra nasce com duas cabeças e assusta moradores em povoado na Bahia: ‘a mãe não deixava encostar nela’」(Foto: Arquivo Pessoal)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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