【海外発!Breaking News】視力を失った同居犬を避けていた猫、次第に鳴き声でガイドするように(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2022年8月5日 23時31分
アメリカのある家で飼われている盲目の犬は猫と一緒に暮らしているが、目が見えなくなってから猫の居場所を確認することができず猫を踏んでしまうようになった。大きな犬に頻繁に踏まれた猫は次第に犬を避けるようになったが、ある時から犬が近くにやってくると鳴き声を上げて自分の場所を知らせるように変化した。飼い主が教えることもせず自然に鳴き始めたと言い、2匹は再び仲良く過ごしているという。『Metro』などが伝えている。
米バーモント州バーリントン在住のロビン・ワグナーさん(Robin Wagner、28)は、2019年にジャーマンシェパードのミックス犬である“ブレイズ(Blaze)”を保護施設から引き取った。飼い始めて初の健診に連れて行ったところ、ブレイズは片目を失明していることが発覚した。さらにもう片方の目の水晶体にも異常が見つかり、失明してしまうのは時間の問題だった。視力回復のため手術も考えられていたが翌2020年、ブレイズは手術を受ける前に視力を完全に失ってしまった。
以前から一緒に暮らしている猫“サテン(Satin)”はブレイズの長い脚にすり寄るのが大好きだったが、ブレイズが盲目になってからは自分より一回り以上も大きなブレイズに踏まれてしまうことが多くなった。ブレイズもサテンもロビンさんのベッドで過ごすのが大好きで以前は一緒に寝転がっていたが、ブレイズがベッドの上に乗ろうとするとサテンは避けるようにして一目散に部屋から出て行ってしまうようになった。
「ブレイズは視力を失ったことで色々なものと接することに不安を覚え、過剰に反応するようになりました」とロビンさんは当時を振り返っており、サテンとも距離ができてしまいブレイズは目が見えなくなった現実を受け止めきれない様子だった。それでもブレイズはロビンさんやトレーナーと共にトレーニングを行い、目が見えなくても不安を抱えずに生活ができるよう努力を重ねた。
そして懸命にトレーニングを続けるブレイズに協力するように、サテンはブレイズが近づくと逃げ出すことはせず鳴き声を上げて自身の居場所を知らせるようになったという。サテンの鳴き声を聞いたブレイズは一度立ち止まり、居場所を確認するようにサテンの周囲を歩くようになった。ロビンさんは「ブレイズがサテンの方へ向かって歩いていくたびに、サテンは『ニャー』と鳴くんです。するとブレイズは立ち止まり、方向を変えて再び歩き出すんです」と自宅での2匹の様子を明かした。
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