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【海外発!Breaking News】村長に選ばれたポニー、“ライバル”によりファンが集まるパブへの出入りを禁じられる(英)

TechinsightJapan / 2022年8月13日 10時0分

【海外発!Breaking News】村長に選ばれたポニー、“ライバル”によりファンが集まるパブへの出入りを禁じられる(英)

ポニーの“パトリック(Patrick)”は今年7月末、イギリスにある小さな村の「シンボル村長」に選出された。しかしこのポニーの存在は、万人受けするものではなかった。ポニーのファンが集まるパブにパトリックの出入りについて“ライバル”から苦情が届いたのだ。『Ouest-france』などが伝えている。

2022年7月末、英デボン州にある小さな村コッキントンの住民たちが新しい村長を“選挙”で選んだところ、4歳になるシェットランドポニーのパトリックが選ばれた。シェトランドポニーはスコットランドのシェトランド諸島が原産で、最小のウマのひとつにあげられる。肩高は90~110センチ程度で、穏やかな性格だという。

そんなパトリックはいわゆる本物の選挙で選ばれたのではなく、村の事務に対して何の権限も持っていない。村を象徴する「シンボル村長」として選出されたのである。

2019年に前村長が亡くなった頃、パトリックは飼い主のカーク・ペトラキスさん(Kirk Petrakis、42)と一緒にセラピーポニーとして活動していた。パトリックは近隣の病院や学校を訪問し、子どもたちや患者に癒しを届けていた。そして2020年にパンデミックが始まった時、カークさんは「ドラム・イン(Drum Inn)」というパブにパトリックを連れて行き、お客を元気づけた。この訪問がきっかけとなり、パトリックは地元の人たちから人気を集めた。その証拠にパトリックの訪問を受けた地元の人々は、前回の地方選挙で村を代表するシンボルとしてパトリックに投票したほどである。2022年7月23日には選挙に当選したパトリックを祝して、地元共和党員のケビン・フォスター議員(Kevin Foster)の司会で就任式も行われた。

Facebookではパトリックに対して「パトリックはハンサムな村長だ」、「パトリックの訪問は人々の人生を変える」といったコメントがあがったものの、パトリックは政界につきものである“ライバル”を抱える羽目になってしまう。

パトリックのファンや有権者がこのポニーに会うための場として行きつけのパブになっている「ドラム・イン」では、オーナーが気を利かせてパブの庭に馬小屋を作ってくれた。しかしこの馬小屋の建設は、必ずしもみなを喜ばせるものではなかった。パトリックをめぐって周辺自治体の行政を管理する「トーベイ・ボロー評議会(Torbay Borough Council)」に苦情が寄せられたのだ。

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