【海外発!Breaking News】盗んだ野菜をカメラ目線で食べるグラウンドホッグと、それを見守る菜園オーナー(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2022年8月8日 6時0分
米デラウェア州在住の男性は2019年8月、家庭菜園が何者かに荒らされていることに気付きカメラを設置した。するとそこに現れたのは、堂々とカメラを見つめて野菜をかじるグラウンドホッグだった。それから3年、男性はグラウンドホッグと共存しながら暮らしているという。『The Dodo』などが伝えている。
デラウェア州ミドルタウン在住の庭師ジェフ・ペルマーさん(Jeff Permar)は今から約3年前、家庭菜園の野菜が荒らされていることに気が付いた。
「これまで20年以上、野菜を作っていてね。以前も害獣の被害に遭ったことがあったけど、あの時はそれまでとは違い、一口トマトをかじった後で次のトマトをかじるという、まったく嫌な食べ方だったね」と当時を振り返るジェフさん。足跡を探してみるも見つからず、その後モーションセンサー付きの監視カメラを設置した。
ジェフさんは「センサーに反応すると携帯電話に連絡が来るようになっていてね。犯人はグラウンドホッグ(ウッドチャック)で、カメラの前に突然姿を現すといきなり野菜を食べ始めた。どこからやってきたのかも全く分からなかったよ」と明かすと、このように続けた。
「本当にがっかりしたよ。菜園のフェンスを高くして、周りに丸太を並べてフェンスの下から中に入れないようにしたけど、全く効果がなかった。そいつは一日に3回はやって来て、カメラの目の前で野菜をほおばるんだ。他の動物たちは野菜を盗むとすぐにその場を去っていくのに、あのグラウンドホッグだけはカメラのリフレクションが好きなのか、前に立ちじっと見つめるんだ。」
ところがジェフさん、毎日やってくるグラウンドホッグに次第に愛着が湧き、1週間も経つと「もう好きなように食べてもらって構わない」と見守ることに決めたという。
ジェフさんはその雄のグラウンドホッグを“チャンク(Chunk)”と名付けて観察を続け、菜園のすぐそばの納屋の下に棲んでいること、好物はニンジンとトマトであること、食べ方はかなりワイルドであることなど次々と新しい発見をした。ちなみにチャンクとは大きな塊を意味し、いつもガブリと野菜にかぶりつくことから名付けたそうだ。
そんなある日のこと、ジェフさんはチャンクの訪問を知らせる警告音を聞き、職場で携帯電話を見て目を見張った。なんとカメラの前にいたのは2匹のグラウンドホッグで、ハグしたりキスしたりコミュニケーションをとったり、けんかする姿まで映し出されていた。ジェフさんはチャンクに伴侶ができたと判断し、メスにはおつまみやかじることを意味する“ニブルス(Nibbles)”と名付けた。
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