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【海外発!Breaking News】“ピノキオ”のような鼻を生後9か月で手術した男児が8歳に 母親が写真を公開(英)

TechinsightJapan / 2022年10月1日 4時0分

【海外発!Breaking News】“ピノキオ”のような鼻を生後9か月で手術した男児が8歳に 母親が写真を公開(英)

イギリス在住のオリー・トレジーズ君(Ollie Trezise)は、先天性の奇形で「ピノキオ」のような鼻を持って生まれた。1歳になる前に手術を受けたものの、それでも人々から「醜い」といった心無い言葉を浴びせられてきたという。しかしオリー君は誹謗中傷に負けず、8歳になった今も笑顔を絶やさない。母親はそんな息子の成長ぶりをInstagramに投稿している。『Marie France』などが伝えた。

オリー君については2015年に『WalesOnline』などの英メディアが大きく取り上げていた。当時の報道によると、英ウェールズ、マエステッグ出身のエイミー・プールさん(Amy Poole)は2014年2月、オリー・トレジーズ君という男の子を出産した。エイミーさんはオリー君を初めて抱っこした際、「びっくりしてほとんど声が出なかった」という。また「こんなに小さいのに、鼻の上にはゴルフボールくらいの大きなコブがあった。最初はどう対処すればいいのか分からなかった。でもどんな顔をしていても、息子を好きになると思っていました」と明かしていた。

実はエイミーさん、妊娠20週の時に医師からある宣告を受けていた。お腹の中のオリー君の顔には、軟部組織の異常な塊があったのである。そしてオリー君の誕生後にMRI検査が行われた結果、脳瘤であることが確認された。稀な先天性奇形である脳瘤は、頭蓋骨の開口部から神経組織や髄膜が突出した状態で、頭蓋骨の閉鎖が不完全であるために起こる現象だ。頭蓋骨から飛び出している脳の部分は通常、皮膚や薄い膜で覆われているため小さな袋のようになっている。しかしオリー君の場合は、脳が鼻の中で発達してしまったのだ。

そんなオリー君は体が成長するにつれて、鼻も大きくなっていった。エイミーさんは当時「オリーは完璧だと思っています。彼は私のピノキオです。これ以上の自慢はありません」と語っていたが、医師からオリー君の呼吸が乱れていることを指摘され、鼻腔を開く手術が必要だと言われた。エイミーさんは幼い息子の手術に躊躇いがあったものの、医師から「つまずいて鼻をぶつけたら、感染症や髄膜炎にかかる危険性がある」と警告され、手術に同意した。



そして2014年11月、生後9か月のオリー君はバーミンガム小児病院で2時間に及ぶ手術を受けた。手術では、頭蓋骨を切り開いて余分な脳液の袋を取り除き、鼻を作り直したという。顔には奇形の跡が残っているが、大きなコブはすっかり消えていた。エイミーさんによると「オリーはとても苦しかったはずなのに、ずっと笑っていた」という。

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