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【海外発!Breaking News】引っ越しで置き去りにされた犬、空き家で飼い主を待ち続け2週間後に保護(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2022年10月2日 21時0分

【海外発!Breaking News】引っ越しで置き去りにされた犬、空き家で飼い主を待ち続け2週間後に保護(米)<動画あり>

このほどアメリカの動物シェルターに、空き家に1匹の犬がいるという連絡が届いた。この家に住んでいた一家は、引っ越しの際にドッグフードと水だけを残して犬を置き去りにした。スタッフが保護し家から離れようとすると犬は悲し気な表情で家の方を振り返っており、この様子を捉えた動画を見た人々からは「胸が締め付けられる」などといったコメントが届いている。『The Dodo』などが伝えた。

米ミズーリ州セントルイスにあるアニマルシェルター「ストレイ・レスキュー・オブ・セントルイス(Stray Rescue of St. Louis)」のドナ・ロッホマンさん(Donna Lochmann)に連絡したのは、あるアパートの大家だった。

大家の話によると、貸し出していた家に住んでいた家族が引っ越したので確認しに行くと、下の階へつながるドア付きの階段に1匹の犬が閉じ込められていたという。その家族が引っ越したのは約2週間前のことで、犬はずっと狭い階段で家族の帰りを待ち続けていたのだ。さらにこの一家の引っ越し先はペットの飼育が禁止されている建物だったことから、愛犬を置いていったようだ。

ドナさんが犬を保護する様子をシェルターのスタッフが動画に捉えており、ドナさんが犬の鳴き声が聞こえてくるドアをそっと開けると階段の下に犬の姿が映った。前の飼い主はドッグフードと水を残していたようでそこまで弱っている様子ではなかったが、犬は家族ではない人間が現れて困惑しているようだった。

ドナさんは優しく声をかけながら持ってきたおやつを投げ、すぐには近寄らず敵意がないことを示し続けた。しばらくすると犬は手から直接おやつをもらうようになり、リードを付けてドナさんと一緒に家の外へ出ることができた。家族が去ってから散歩もしていなかったせいか、犬はドナさんを引っ張るように興奮気味に自ら玄関の方へ向かっている。

そしてドナさんが乗ってきた車の方へ連れて行こうとすると、犬は家の前の芝生に座り込み、名残惜しそうに家の方を見つめていた。前の飼い主との思い出が蘇ったのか寂しそうな表情を見せており、ドナさんはしばらくそのままで犬を撫でながら一緒に過ごしている。その後、家を後にした犬は車に乗ってアニマルシェルターへと向かった。



犬は車に乗ると運転席に座るドナさんの方にやってきてクーラーの吹き出し口に顔を当てており、「冷たい風が好きだったみたい」と話すドナさんは犬に冷媒として使われる物質である“フロン(Freon)”という名前を付けた。

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